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力強い高音はMEMSドライバーの魅力!Losslessにも対応した音質重視のワイヤレス NobleAudio FALCON MAX

Noble Audio"FALCON MAX"

こんにちは!エスです。

 

Noble AudioからMEMSドライバーが搭載されたFALCON MAXが気になる方も多いのでは?!

Noble Audio初となるMEMSドライバーは聴いたら欲しくなる音なのか。

FALCON MAXは自分の求めていたワイヤレスイヤホンなのか?

 

今回はiPhone15 ProからApple Musicを再生し音楽を聴いてみました。

特徴的な高音がハッキリしていて楽しい音。ですが気になる音域もありました。

 

FALCON MAXで聴く"音質と特徴"を紹介します。

 

使用環境

iPhone 15 Pro

Apple Music

イヤーピース:SednaEarfit MAXに変更

 

 

MEMSドライバーによる『音』に注目

MEMSドライバーの音に注目

はじめに。

標準のイヤーピースが合わず、SednaEartit MAXに変更してのレビューになります。

標準のフォームタイプのイヤーピースで聴くより、交換したSednaEarfit MAXでは高音から低音まで音に勢いが増しました。

 

FALCON MAXは何といっても高音のキレがいい音です。

 

いろいろなワイヤレスイヤホンで音楽を聴いてきましたが、高音がより強調された音だなと感じます。3kHz以上をイコライザーで持ち上げている感覚。

これが曲によってはとてもマッチしていて気持ちよく、立体感を伴った音でなかなか良いです。

 

力強くシャンッとなるシンバルがよりそう感じさせます。

 

中低音は高音に比べるとおとなしくも感じますが、引き締まった音で塊感のあるまとまった音です。

硬いなとも感じますが、高域のハッキリした音とのマッチングがよく、全体を通して音の統一感があります。

わたしはこの中低音が好きですね。

 

FALCON MAXは、高音が特に強く中低音は程よくハッキリクッキリした音質です。

ただ、残響感や伸びの余韻は物足りないかなとも思いました。

 

おすすめポイント

・高音質へのこだわりが詰まっている

・ノズルが長く安定した装着性

・程よいノイズキャンセリング性能

気になるポイント

・ケースから取り出しにくい

・操作性は国内メーカーに及ばない

 

ボーカルは近くJ-Popに合います。最近のアニソンは「いいな、合うな」と感じました。

AdoやYOASOBIはノリ良く聴けました。特にAdoの派手目な曲は楽しい!

音場の左右はやや狭く広がりはそれほど感じません。曲によっては窮屈に感じることがあります。

 

派手な高音が好きだといった方には好まれる音に仕上がっています。

 

ですが、GLAYのBuddyやPianistaを聴くと違和感を持ちました。

楽器(キーボード、ドラム)とボーカルの前後軸が近いため、音被りをしているようで鬱陶しさがあり、ボーカルの邪魔をしているように聞こえてきます。

MEMSドライバーが中音の音域までブーストして、本来もっと抑えられた音が聞こえすぎるような。ハッキリした音であり音場が狭いため、音が近いことでさまざまな弊害もあるのかなと感じました。

 

音が聞こえすぎるのも少し考えものだなと思いました。

この辺りは今後販売されるワイヤレスイヤホンのチューニングに期待したいですね。

 

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総じてJ-Popやアニソンを好まれる方にオススメできるワイヤレスイヤホンです。

特にMEMSドライバーの音は新たな音楽の楽しみ方に仕上がっています。

 

 

FALCON MAX仕様

FALCON MAX仕様表

FALCON MAX仕様表

FALCON MAX紹介

ケース・イヤホン

ケースとイヤホン

ヌメっとした塗装です。

ケースとイヤホンの色が統一されていて質感は悪くありません。

 

ケースはワイヤレス充電に対応しています。

 

フォームタイプのイヤーピース

FALCON MAXはノズルが長いです。

イヤーピースはフォームタイプになります。

 

付属品

FALCON MAX付属品

付属品一覧

  • 充電ケーブル
  • イヤーピース
  • ポーチ
  • 取説

 

FALCON MAXおすすめポイント

高音質へのこだわりが詰まっている

最新のドライバーとSoCによる高音質
  • MEMSドライバーとダイナミックドライバーを組み合わせたハイブリッド構成
  • Bluetoothコーデックは高音質のLDACとaptX Adaptive両方に対応

 

MEMSドライバーは新たな高音質への一歩となる期待のドライバーです。

再生周波数はSoCの上限48kHzまでの高域再生、歪みが少ない、ドライバー固有の癖が少ないことなどが特徴。

 

高音がピーキーになりにくく、安心して高音を聴くことができそうです。高音好きな方には特に要注目なドライバーですね。

 

FALCON MAXは高音が強いと記載しましたが、MEMSドライバーの特徴を活かしたチューニングになっているからでしょう。

 

MEMSドライバーに注目が集まりますが、低域用には10mmの複合素材ダイナミックドライバーを搭載。ハイブリッド構成で力強くレスポンスのいいドライバーです。

MEMSドライバーの組み合わせによって、高音から低音まで一体感のある音に仕上がっています。

 

FALCON PROでBAとダイナミックドライバーの繋がりが気になっていた方にもオススメできます。

 

イヤーピースの交換でも音が変わる

 

FALCON MAXは高音質コーデックのLDACとaptX Adaptive両方に対応しています。

 

Android搭載のスマートフォンウォークマンなどではBluetoothでも高音質を楽しめます。

iPhoneBluetoothコーデックがAAC・SBCのみ対応のため、高音質再生はできません。

 

www.es-times.com

 

aptX AdaptiveではCD音源とほぼ同じ伝送ができるaptX Losslessに対応。可逆圧縮なので現状Bluetooth再生で最高音質を達成しています。

これは最新のQualcomm製SoC『QCC5171』を搭載しているからです。

 

このように最新のMEMSドライバー、最新のSoCを搭載し音質に特化したワイヤレスイヤホンとなっています。

 

ノズルが長く安定した装着性

長いノズルだから安定した装着性

FALCON MAXはノズルが長く耳の奥まで入ります。

 

そのためイヤホンの大きさの割に装着感は良好。イヤホンのサイズはFALCON PROより大きいです。

ただし、ノズルが長いこと、イヤホンが大きいことで耳に合わない方も。

 

ノズルが長く耳の奥に入るため、イヤーピースは普段よりやや小さめが合いそうです。

 

装着感は良好でした



FALCON MAXはフォームタイプのイヤーピースが標準です。

フォームタイプが苦手、もっとメリハリが欲しいといった方は交換してみるのも面白いかなと思います。ただ、音場感や音のバランスは変化します。

 

わたしがよく交換しているイヤーピースはSednaEartit MAX。装着感がよくオススメのイヤーピースです。

わたしは普段MやMLをよく使いますが、より小さいMSが合いました。

 

 

フォームタイプからシリコンタイプへの交換による音の変化は大きいです。

 

FALCON MAXは標準のイヤーピースでも装着感がよく安定性は良好です。フォームタイプのイヤーピースが合わない方は社外品に変更してみるのも手です。

 

程よいノイズキャンセリング性能

ノイズキャンセリング機能も搭載されていますが程よい強さ。

 

効いていないといったこともなく、確かに効果は感じます。

これはパッシブノイズキャンセリング(装着によって耳を塞いだ状態)による効果も大きいでしょう。

 

通勤の電車でも利用したい、カフェでまったり過ごしたい。そのような場面でも活躍してくれます。

 

FALCON MAXはリアルタイムで環境に合わせたノイズキャンセリング効果を最適化する『Adaptive ANC』に対応。

ノイズキャンセリングによる耳障りなキツさも感じません。

 

程よいノイズキャンセリング性能なため、SONYなどの強力なノイズキャンセリング性能には達していません。

 

FALCON MAX気になるポイント

ケースから取り出しにくい

滑ってイヤホンが取り出しにくい

とにかくイヤホンをケースから取り出すのに苦労します。これは今まで使ってきたワイヤレスイヤホンの中ではワーストです。

 

イヤホンは滑りやすく、ケースの磁力が強いため、取り出したと思ったら滑ってケースにおさまる。何度もそうなりました。

 

FALCON PROも磁力が強かったですね。

Noble Audioはこの磁力が標準なのでしょうか。

 

操作性は国内メーカーに及ばない

操作性のレスポンスはやや悪く、タッチした時に音などで反応が欲しいかなと思いました。

 

タッチ感度は悪くないのですがレスポンスが遅いため不満。

操作性はSONYやTechnicsなど、国内メーカーから販売しているワイヤレスイヤホンには届きません。

 

タップミスだと思ったらタップができていて再生、停止を繰り返してしまった。

タップしたと思ったらできていなかった。

 

レスポンスが悪いと少しストレスになることもありますね。

 

 

まとめ

MEMSドライバーを搭載したFALCON MAXを紹介しました。

 

高音が強くハッキリクッキリした音質です。中低音も締まった音で音色の統一感がありました。

高音から低音までの繋がりもよく、楽曲によっては気になるところはありましたが、多くの方に好まれる音質でしょう。

 

チェックポイント!

良かったところ

・高音質へのこだわりが詰まっている

・ノズルが長く安定した装着性

・程よいノイズキャンセリング性能

気になるところ

・ケースから取り出しにくい

・操作性は国内メーカーには及ばない

 

ケースから取り出しにくいことはどうしようもなく取り出すコツが必要です。

また、操作レスポンスは良くはないですね。

 

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以上、「力強い高音はMEMSドライバーの魅力!Losslessにも対応した音質重視のワイヤレス NobleAudio FALCON MAX」でした。