
こんにちは!エスです。
結論から言うと、Noise Master Buds MAXは機能を絞り込んで音質に振り切った、3.3万円としては満足感の高いワイヤレスヘッドホンでした。
それを象徴しているのがアプリのイコライザーです。低音・中音・高音の3本のスライダーだけで、数値もdB表示もありません。

プリセットも「カスタム」と「SOUND BY BOSE」の2つだけ。見た瞬間に「これを使ってほしい」という作り手の意図が伝わってきました。
BOSE監修と聞いて、名前を借りただけだろうと思っていました。でも聴いてみると、その考えは変わります。中高音のシャープさとエッジのキレが際立っていて、バンドサウンドが気持ちよく鳴ります。
一方で高音質コーデックはLHDCのみ、有線接続もできません。操作もタッチではなく物理ボタンです。この割り切りをどう見るかで評価が分かれます。
イコライザーの正体も含めて、詳しく紹介していきます。
| 項目 | 評価 |
|---|---|
| 音質 | ★★★★☆ |
| 装着感 | ★★★★☆ |
| ノイズキャンセリング | ★★★☆☆ |
| 操作性 | ★★★★★ |
| コスパ | ★★★★★ |
※本記事は株式会社StoreHero様より製品をご提供いただき作成しています。掲載内容は実際に使用した上での僕自身の感想で、評価について指示や制限は受けていません。
- Noise Master Buds MAXの特徴
- Noise Master Buds MAXのスペック
- デザイン・外観|レコード盤をモチーフにしたハウジング
- 装着感は?262gの軽さと側圧をチェック
- Noise Master Buds MAXの音質レビュー
- ノイズキャンセリングの効果は?電車とカフェで検証
- 外音取り込み(トランスペアレントモード)は使える?
- 操作性・接続性・アプリ・バッテリー持ちは?
- SONY WH-1000XXと比べてどう?音とノイキャンの違い
- Noise Master Buds MAXの良かったところと気になったところ
- Noise Master Buds MAXはこんな人におすすめ
- まとめ|3.3万円で10万円のイヤホンにない音が手に入る
Noise Master Buds MAXの特徴
まずはNoise Master Buds MAXの特徴をざっくりまとめると、こんな感じです。
- BOSEとのコラボレーションによるキレのある音質
- 3段階の固定切替もできるノイズキャンセリング機能
- 軽さと側圧が適度なので装着感が良い
- 10分で最大10時間再生が可能な急速充電に対応
- 物理ボタンだから確実な操作ができる
- ハウジングのスピン加工が美しい
この中で、使い始めて最初に驚いたのが操作方法でした。
僕はワイヤレスヘッドホンの操作方法として、イヤーカップをタッチすることが当たり前だと思っていて、当たり前のようにタップしてみると無反応。「あれっ、おかしいな?」と思いアプリから操作方法を確認してみると、ボタン操作のみの説明でした。タッチ機能を省くことで価格を抑えていると考えれば納得できますし、実際に使ってみると物理ボタンの確実さはむしろメリットに感じています。
特徴だけを見るとやはりBOSEが監修した音質が気になりますが、実際に使ってみると、音質以外にも装着感の良さが好印象でした。
Noise Master Buds MAXのスペック
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 型式 | 密閉型オーバーイヤーヘッドホン |
| ドライバー | 40mm |
| Bluetoothバージョン | 5.4 |
| 対応コーデック | SBC / AAC / LHDC |
| 有線接続 | 非対応 |
| ノイズキャンセリング | 対応(アダプティブ/固定3段階:低・中・最大) |
| 外音取り込み | 対応(トランスペアレントモード) |
| 空間オーディオ | 対応(ヘッドトラッキングなし *頭の動きに音の定位は追従せず、常に正面から聞こえます) |
| マルチポイント | 対応 |
| 装着検出 | 着脱に合わせた自動再生・一時停止 |
| 再生時間 | 最大60時間(ANC使用時 最大48時間) |
| 急速充電 | 10分の充電で最大10時間再生 |
| 充電端子 | USB Type-C |
| 操作方式 | 物理ボタン(タッチ操作非対応) |
| 専用アプリ | 対応(EQ/モード切替/マルチポイント設定) |
| Google Fast Pair | Androidデバイスとの素早いペアリングに対応 |
| 機構 | 90度スイーベル/折りたたみ |
| 質量 | 262g |
| 防水性能 | IPX4 |
| 紛失防止機能 | ヘッドホンを探す(Find my Headphone) |
| カラー | Onyx(Black)/Titanium/Silver |
| 付属品 | ポーチ/クリーニングクロス/充電ケーブル |
| 販売価格 | 33,000円 |
※スペックはメーカー公表値です。
※AACのコーデックも接続を確認しました。

デザイン・外観|レコード盤をモチーフにしたハウジング
外観はプラスチックと合皮で構成されたシンプルな外観です。高級感はありませんが、きちんと耳を覆うことができる90度スイーベル機構や持ち運びがしやすいように折りたたみ機能があります。
デザインで目を引くポイントはレコード盤をモチーフにしたハウジング。光を乱反射させて放射状の美しい輝きを生み出すスピン加工が特徴的です。右側には2時を指すライトバーがシンプルながら質感を演出しています。

ハウジングのスピン加工部に触れてみると、表面がフラットではなく放射状の凹凸があります。擦ると指の角質や皮脂により白い汚れが残りました。僕自身乾燥肌で、冬場は特にこの白さが残りやすいかなと経験上思いました。同じような乾燥肌の人は特に角質が付着しやすいのでメンテナンスは重要です。

また、付属品にポーチがありますので、お出かけの際に折りたたんでポーチに入れたら気軽に持ち運ぶことができます。充電ケーブルも同梱されているので、届いたその日からすぐに使えます。
今回紹介しているカラーはOnyx(black)です。他にTitaniumとSilverがあり3色展開されています。
実際に手に取ると、イヤーパッドやヘッドバンドの厚みがしっかりあることと柔らかいことで装着感は良さそうだと感じられます。
装着感は?262gの軽さと側圧をチェック

装着感は結構良いです。
装着してみると、側圧はキツくなく圧迫感は少なくて眼鏡をしていても負担を感じません。頭頂部のヘッドバンドからも押さえつけられることはないのでこちらも好印象です。
これは262gの軽さも確実に効いていますね。
僕の場合では、2時間ほど連続で使っても「疲れにくいな」という感覚です。
ただ、合皮のイヤーパッドが柔らかく密着性が良いぶん、2時間つけていると流石に蒸れました。ここは装着感の良さと表裏一体の部分だと思います。夏場に長時間使う場合は、ときどき外して休憩を挟むのが良さそうです。
ヘッドホンは肩が凝るといった人にも軽さを含めた装着感の良さでNoise Master Buds MAXはおすすめできます。
スライド量は一般的です。手持ちのSONY WH-1000XXと比べても、最大までスライドさせた時のイヤーパッドの位置は同じなので、もしSONYを使っている方で小さいと感じるのであれば装着が難しいかもしれません。ここは個人の相性が出るかもしれません。
Noise Master Buds MAXの音質レビュー
第一印象
音を聴いて最初に感じたのは、硬質な音で広がるというよりストレートに音が耳に飛んでくると感じました。
試聴環境
- iPhone 17 Pro MAX
- 音源:Spotify
- イコライザー:SOUND BY BOSE

なお、音の評価は普段聴いている所有スピーカー「Focal Kanta No.1」を基準にしています。同価格帯のヘッドホンとの横並びではなく、僕がいつも聴いている音を物差しにした感想として読んでいただければと思います。
もうひとつ、イヤホンやヘッドホンを聴くときは毎回「凛として時雨『abnormalize』をどれだけギラギラした音で聴けるか」を試しています。この記事でも、その物差しで評価しています。
イコライザーは標準が「SOUND BY BOSE」です。
このイコライザーは低音を上げて高音を下げたカーブですが、ポイントはおそらく3kHz前後を上げていること。僕自身、ボーカルをもう少しクリアに聴きたい時に少し上げることがあって、この辺りを調整して少し聴こえやすくしています。
そして低音のカーブ。ここまで低音を上げてうるさいのではと思われるかもしれません。ところがドライバーの動きがいいのか、キレのある音に仕上がり逆に力強さが気持ちいい仕上げとなっています。
楽曲を聴いていて「あー、面白いな」と気がついたことがあって、楽器やボーカルのパートが横並びで主張し、バランスよくそれぞれが主役のような音の出方をしていたことです。
この音がBOSEチューンだと言わんばかりの凄さだと思いました。
カスタムEQは触るべき?
せっかくなのでカスタムに切り替えて、自分好みに追い込めないか試してみました。
結果としては、どう動かしてもBOSEプリセットのクリア感は出ませんでした。スライダーを触った瞬間、フィルターがかかったような曇りが乗ります。高音を上げてもギターが前に出るというより、ざらつきが増えるだけという感覚でした。
数値もdB表示もない3本のスライダー。触る必要がないというより、触ってほしくないのだと思います。「SOUND BY BOSE」を選んでおけば間違いない。アプリを開いた瞬間に感じた作り手の意図は、実際に音を聴き比べてみると納得できるものでした。
低音|締まりと塊感のある鳴り方
低音は締まりと塊感があります。
しっかり出ているのに、膨らみすぎないので重さを感じさせません。
King Gnu「SPECIALZ」では低音の動きがわかりやすく、奥から前に絞り出されるようなキレのある低音のうねり。この動きのある低音は強いけど楽曲には重さを感じさせず、ノリの良さを感じてボーカルのキーの高さと低音の動きが呼応しているかのようでした。
L'Arc〜en〜Ciel「READY STEADY GO」では常にブンブンとベースが楽曲の中心に鳴り響き、ドラムと共にリズムを刻んでいます。ベースって一見目立ちにくいと思われがちですが、意識できるくらいこのヘッドホンでは楽しめました。
ただ、中高音と比べると低音の解像感は一歩譲る印象で、同じレベルを求めたくなりました。
ロックでは曲の土台をしっかり支えてくれる、音楽にノリやすい低音です。
低音好きにも満足感はありつつ、全体のバランスも崩しにくい仕上がりです。
中音|ボーカルとギターの表現
中音は、ボーカルやギターが印象的でした。
ボーカルの距離感は自然で、煌びやかな歌声を気持ちよく楽しめます。
エレキギターの高域に伸びる歪みがギラギラ感を醸し出しロックと相性が良さそうです。
GLAY「Winter,again」ではエレキギターの歪みが気持ちよく響き、メロディーでは低音から高音までエレキギターを楽しめます。ツインギターであるGLAYでは、それぞれのパートや同時に演奏する音色の違いも楽しめる解像感の良さが印象的でした。
宇多田ヒカル「First Love」ではボーカルの定位の良さと伸びが印象的でした。アコースティックギターとボーカルとの一体感が曲調の力強さや静かさをメリハリある楽曲として楽しめます。質素で味わいのあるアコースティックギターは爪弾きしていることが想像できそうです。
J-Popやロックをよく聴く方との相性は良いです。
音の厚みはしっかりあるので、ボーカルやバンドサウンドは熱いものを感じて好印象です。
高音|明るくシャープな鳴り方
高音は明るい印象です。
シンバルやストリングスの鳴り方もきれいで、高音が強すぎることはありません。
凛として時雨「abnormalize」は楽曲中はボーカルやギターがキンキン鳴り響きます。ボーカルとギターのキーは高いけどしっかりと分離していて刺さるけど聴けるなと思いました。
ただ、もう少しギターは攻めてもいいかなと僕は感じました。
ここは完全に好みの話です。同価格帯のイヤホンやヘッドホンを多く聴いてきた中では、この落ち着き方はむしろ多くの人にちょうどいいと思えるレベルです。僕の所有するFocal Kanta No.1がガンガン攻めてくるタイプなので、その基準で聴くと物足りなく感じただけかもしれません。少しギターの攻めが落ち着いて感じるのはイコライザーで高音を下げているためかと想像します。
GLAY「BETTY BLUE」ではシンバルが乱舞する楽曲ですが、やや奥に引っ込んでいます。響きも抑え気味でもう少し強調が欲しいと感じました。クラッシュシンバルの力強さや伸びに対しては少し物足りなさを感じるかもしれません。
高音でも中高音は非常にシャープでキレがあり、ロックなどの楽曲でも華のある美味しい領域はギラギラ気持ちいい楽曲を楽しめます。超高音域のイコライザーが下げられているので、伸びなどが少しマイルドになっていて楽曲によって聴きやすく、ボーカルの強調に生かされているように感じました。
10万円クラスのイヤホンと聴き比べてわかったこと
3.3万円という価格は、「その値段なら音も相応でしょ」と見られやすいところです。実際のところどうなのか、上のクラスと比べてみたくなりました。
そこで先日、eイヤホンで試聴してきました。テーマはいつもと同じ「凛として時雨『abnormalize』を、どれだけギラギラした音で聴けるか」の一点です。
10万円を超えるイヤホンをいくつか聴かせてもらいました。分離感は素晴らしく、細かい音まで見通せます。これは価格通りの実力です。
ところが、肝心のギラギラ感ではNoise Master Buds MAXほど攻めてくるモデルがありませんでした。
さきほど「もう少しギターは攻めてもいい」と書きましたが、あれはFocal Kanta No.1を基準にした話です。イヤホンやヘッドホンの中で見れば、この攻め方はむしろ突出しています。
価格が上がるほど、音は整っていきます。整うということは、角が取れるということでもある。3.3万円のこのヘッドホンが持っているエッジの立ち方は、上のクラスに行けば手に入るというものではありませんでした。
だからこそ、この音は刺さる人には刺さります。バランスの良さで選ぶヘッドホンではなく、この一点で選ぶヘッドホン。そう考えると、かなりコスパの良いモデルです。
音場・定位感・分離感
音場はほどよい広さです。
奥行きは感じますが、高さがもう少し欲しいと感じます。
窮屈さを感じるほどではありませんが、音が広がるというより音がこちらに向かってくる印象です。
定位感も良い印象で、ボーカルや楽器の位置関係もわかりやすく感じました。
分離感では、特に中高音は音が団子になりにくく、曲の情報量が多い場面でも比較的見通しよく聴けます。超低音はもう少し解像感が欲しいとも思いました。
分析的に聴くというより、音楽を気持ちよく楽しめるバランスです。
LHDCと空間オーディオ
高音質コーデックのLHDCはiPhoneでは利用することはできません。
そこで外付けトランスミッター「Questyle QCC Dongle Pro2」を利用して音楽を聴いてみました。


LHDCで聴いてみると、特に低音の解像感が少し上がり音のダイナミックレンジも広がるように感じました。
全体的に音のバランスがよくなり、楽曲をいい音で聴いているような感覚になります。部分部分では少しの差ではありますが、全体を通して楽曲を聴くとコーデックの違いを改めて感じることになりました。
また空間オーディオはボーカルの声が響き、声にリバーブを効かせたようで変に聴こえます。左右の音場は広がりますが、定位感が曖昧になり響きを増やして空間の広さを演出している感じ。このヘッドホンのストレートな音の良さが失われているように感じました。
ただ映像では印象が変わり、ワイルドスピードX3の立体駐車場でのドリフトシーンでは、音場の広さと響きが非常に演出に一役買い迫力が増してこれは有効でアリだと感じました。セリフは少し奥に配置されるようです。
どんなジャンルと相性がいい?
相性が良いと感じたのはロックです。
特にエレキギターの歪みが気持ちよく、ギラギラした音となってこのヘッドホンの良さがわかりやすく出ていました。
普段ロックバンドを聴いている方や、最近はアニソンでも『ぼっち・ざ・ろっく!』や『ロックは淑女の嗜みでして』などを中心に楽しんでいる方には、特に使いやすい一台です。
ノイズキャンセリングの効果は?電車とカフェで検証
ノイズキャンセリングは十分な効きです。
電車のYouTubeをスピーカーで再生してみました。
- ゴーとなる騒音は抑えられ、アナウンスは聞こえる
- 扉の開く時に聞こえるシューといった音や開閉時のブザー音は聞こえる
- 線路のつなぎめのゴトゴト音は聞こえる
- 人の声は聞こえるが何を話しているのかはぼやけている
簡単にまとめると、スタンダードなノイズキャンセリング効果で、低域は抑えられ中域は通ってくるといった感じです。電車内のゴーといった騒音には効果を十分に感じられ、背景の静かさを体感できました。
電車ではアナウンスが聞こえますので、音楽を停止すれば非常時の咄嗟の対応もできます。
カフェ(スタバ)で使ってみた
休日にスターバックスに持ち込んで使ってみました。
- 店内の騒音やBGMの低音はスーッと消えてスッキリする
- BGMは響きがなくなる
- 話し声や笑い声は聞こえるが、明瞭さはなくなる
- 食器が触れ合うかちゃかちゃした高音は、抑えられるものの聞こえる
低い音がごっそり消えるので、カフェの中でも音楽に集中できます。人の声は聞こえますが、何を話しているかまでは入ってこないので気になりませんでした。

ただ、手持ちのSONY WH-1000XXと比べるとノイズキャンセリング性能は一歩譲ります。
この差が面白くて、WH-1000XXは音を消すというより、入ってくる音を選んで空間を作っている感じなんです。対してNoise Master Buds MAXは音を消しにいく。消しているのか空間を作っているのか、その違いがそのまま静けさの質の差として現れていました。
カフェで作業する用途なら十分に実用的です。トップクラスを求めないのであれば、不満は出にくいでしょう。
ただ、実験中に気になったことがありました。
ノイズキャンセリングをアダプティブにすると、扇風機の風が当たった時に効果が和らいだり効いたりと迷いがありました。これが気になる方はアダプティブではなく固定(低・中・最大の3段階)にしていると気にならなくなります。
圧迫感も少なく日常的に使いやすいノイズキャンセリング性能となっていました。
外音取り込み(トランスペアレントモード)は使える?
外音取り込みは実用的な印象です。
このヘッドホンではトランスペアレントモードが外音取り込みです。
トランスペアレントモードでは
- 高音や響きは抑えられている
- 人の声はよく聞こえるから会話はできる
- キーボードのタイプ音は聞こえるが少しこもる
ヘッドホンをつけたままでも会話は対応しやすく、使い勝手の良さにつながっています。
自分の声の聞こえ方も自然で、日常使いしやすい仕上がりです。
操作性・接続性・アプリ・バッテリー持ちは?
ボタン操作と接続の安定性
操作性はボタン操作のため単純でわかりやすいです。

ボタンの対応操作は
- 電源ボタン
- 長押し:電源ON/OFF
- 2回押し:ペアリング待ち
- 音楽再生中:再生/停止
- 音量+ボタン
- 1回押し:音量アップ
- 長押し:次の曲へ
- 音量ーボタン
- 1回押し:音量ダウン
- 長押し:楽曲の冒頭へ
- ノイズ切替ボタン
- 1回押し:ノイズキャンセリング(固定)→ ノイズキャンセリング(アダプティブ)→ トランスペアレント → オフの順に切替
- 2回押し:空間オーディオとミュージックモードの切替
再生時の操作が『音量の+とー』と『再生停止』の3ボタンしかなく、一回押しと長押しとの組み合わせで操作します。
ワイヤレスヘッドホンではタッチ操作の機種も多くあり、レスポンスの悪さにより操作ミスが発生しやすいことがまだまだ多いと実感します。成功していてもワンテンポ置いて操作されることもありますので分かりにくいんですよね。
単純な操作にはなりますが、物理ボタンの形状やクリック感は良好です。操作方法も必要十分に割り振られていて、操作性は素直に良いです。
サブスクで音楽を聴いている人も多いでしょう。適当に音楽を流していても、この曲はスキップしたい、もう一度聴きたいと思うこともありますよね。そんな時でも物理ボタンの操作性は押すだけですので移動中も操作ミスがなく、思うように操作ができるメリットは大きいと思います。
接続性で気になるのが動画を見るときの遅延ですが、YouTubeで動画を通して見ても口の動きに違和感はなく、遅延を感じることはありませんでした。音楽だけでなく動画視聴にも問題なく使えます。

2台同時に接続できるマルチポイントにも対応しています。
アプリでは、EQ / モード切替 / マルチポイントなど、必要な機能はしっかり揃っています。
バッテリー持ち
バッテリー持ちはメーカー公表最大60時間(ANC使用時は48時間)と非常に長く使えます。
実際に2時間ほど聴き続けても、バッテリー残量はほとんど減りませんでした。今回の試聴期間を通しても30%程度の低下で、充電を意識する場面はありませんでした。
とにかく減らないので通勤通学や普段使いが中心なら、そこまで不満は出にくそうです。
SONY WH-1000XXと比べてどう?音とノイキャンの違い

価格帯は違いますが手持ちのSONY WH-1000XXと比べると、Noise Master Buds MAXはギラギラしたシャープな音が魅力です。
一方で、SONY WH-1000XXは音場の広さや温かみのある音での心地よさがあるので、どちらが良いかは何を重視するかで変わってきます。
音だけをみると対極にあるような音質で、自分の音の好みが分かりやすく比べてみても面白かったです。
ノイズキャンセリング性能は流石にSONYが強いです。音を消しにいくNoise Master Buds MAXに対して、WH-1000XXは入ってくる音を選んで空間を作るタイプ。静けさの質が違います。
Noise Master Buds MAXが向いている人:硬質な音でストレートに音を感じたい
SONY WH-1000XXが向いている人:温かみのある音で心地よく音を感じたい
というふうに考えると選びやすいです。
Noise Master Buds MAXの良かったところと気になったところ
良かったところ
実際に使って「これは良いな」と感じたところを挙げてみます。
- ロックに合うシャープでキレのある中高音
- ストレスなく操作しやすい物理ボタンの操作性
- 側圧が気にならない装着感
- 3万円台では音質が非常に優秀
- 映画では空間オーディオが迫力の演出に効く
- 動画を見ても遅延を感じない
特にBOSEが監修した音質は、このヘッドホンの満足感につながる大きなポイントでした。
気になったところ
逆に、使っていて気になった部分も書いておきます。
- 高音質コーデックはLHDCのみなので対応機種を選ぶ
- ハウジングのスピン加工部が汚れやすい
- ノイズキャンセリングのアダプティブでは迷いがあった
- 中高音と比べると低音の解像感が一歩譲る
- 2時間ほど装着していると蒸れを感じる
高音質コーデックは音質のことを考えると、LDACやAptX Adaptiveなど一般的に普及しているものに対応して欲しいとは思いました。これは人によっては気になるかもしれない部分という印象です。
Noise Master Buds MAXはこんな人におすすめ
ここまでの内容を踏まえると、Noise Master Buds MAXが合うのはこんな方だと思います。
- 3万円台でも高音質のワイヤレスヘッドホンが欲しい人
- ロックに合うヘッドホンが欲しい人
- ワイヤレスヘッドホンの装着感に悩んでいる人
- 物理ボタンで確実な操作をしたい人
逆に、
- トップクラスのノイズキャンセリング性能を求める人
- 有線接続でヘッドホンを使いたい人
こういった方は、別のモデルの方が合う可能性もあります。
まとめ|3.3万円で10万円のイヤホンにない音が手に入る
Noise Master Buds MAXは、機能を絞り込んで音質に振り切ったワイヤレスヘッドホンでした。
数値表示のないスライダーが3本と、「SOUND BY BOSE」というプリセット。最初にアプリを開いたときに感じた「これを使ってほしい」という作り手の意図は、そのまま音に出ていました。
高音質コーデックも、有線接続も、タッチ操作もありません。その割り切りの上でこのヘッドホンが差し出してくるのは、中高音のエッジの立ち方ひとつです。
そして、そのエッジは10万円のイヤホンでは手に入りませんでした。整った音、見通しのいい音は上のクラスに行けばいくらでもあります。でも、ここまで攻めてくる音は3.3万円のこのヘッドホンにしかなかった。
3.3万円で、10万円のイヤホンでは手に入らないものが手に入る。これがNoise Master Buds MAXの答えだと思っています。
Noise Master Buds MAXは応援購入の期間を終えて、現在はKibidango Storeで一般販売されています。ロックのギラギラした音が好きな方は、ぜひチェックしてみてください。
気になった方はこちらのリンク先からどうぞ
Noise Master Buds MAXstore.kibidango.com












