6/28追記
SoundgenicがSpotify connectに対応しました!
これでSoundgenicを通して音楽を再生することができます。
こんにちは!エスです。
『Soundgenic』は2018年2月に発売され、現在も人気のあるネットワークオーディオサーバー(NASやUSB-DAC機能など搭載)です。
HDDモデルとSSDモデルがあり、それぞれ音質に違いがあるそうです。
そんなに変わらないだろうと思いつつも、色々な記事やブログを参考に見に行く日々を送っていました。
やっぱり気になりますね。
私も2018年4月にHDDモデルを購入していました。
故障もなくオーディオ用として使用しています。
一般的なNASから出る音と違い、Soundgenicはノイズが少ない音となっています。
現在は、私のSoundgenicはUSB-DACに接続して活躍中!です。
今回は、
"SoundgenicのHDDをSSDに換装"
に挑戦したいと思います。
実際に換装してみましたが思ったより簡単にできました。
ケースが外れない時は無理をしないで一度休憩しましょう。
落ち着いて作業することが成功する近道です。
SSDに換装してみた結果、Soundgenicは完全に無音になりました。
部屋が静かな方には換装した方がいいし、換装しないとストレスにより損をするかもとさえ思うことができました。
それくらい満足度が高いものでした。
肝心の音質は変えた直後はあまり変わらないかなと思っていました。
それでも徐々に変化を感じ、立体感や奥行き、滑らかさを感じます。
システムの違いで感じ方は変わると思います。
音質もそうですが、無音になることがわかりやすい変化です。
気になる方はSSDに換装してみる価値は十分にあると言っておきます。
注意点など記載していますので、興味のある方はチェックしてみてください。
注意事項として、改造をしますと保証が無くなります。
自己責任でお願いします。
1.準備するもの
+ドライバーとハンマーが必要になります。
ハンマーはカバーを外すときに必要です。
クローン作成にはHDDの容量以上のSSDが必要になります。
今回は『ウエスタンデジタルのRED 2TB』を用意しました。
今回は丸ごとクローンを作成します。
『型番:KURO-DACHI/CLONE/U3』を使用してHDDをSSDにクローンします。
PCを使用しないで、SSD/HDDスタンドのみでクローンを作成できますので便利です。
SSD用の取り付けネジが必要になります。
取り付けてあるHDDとはサイズが違いますので注意です。
購入したウエスタンデジタルのSSDにはネジが付属されていません。
別途購入が必要です。
2.HDDをSSDへ換装
2-1.カバーを外す
カバーと本体の筐体を線の境目で示してみました。
黄色の線を境目に外側がカバーになります。
艶があるプラスチックがカバーです。
背面にあるネジ(1箇所)を外します。
ネジを外すとカバーを外す事ができます。
カバーの上面は斜め上に向かってスライドさせることで爪が外れます。
前面は上面を少しずらしカバー下部を引っ張ると爪を外す事ができます。
※引っ張りすぎによるカバー破損に注意!
下記枠内はカバーの取り外し時の気になる部分です。
よろしければ参照ください。
カバー上面を指の力でスライドさせ外そうとしましたができませんでした。
この時に微妙にカバー上面がズレていました。
カバー前面の下部を引っ張ってみると、前面カバーの爪(3箇所あり)が外れ、前面のみカバーを浮き上がらせる事ができました。
そのあと背面に布をあてハンマーで左右と真ん中を軽く何度かトントンすると、カバー上面が浮き上がり外れていました。
ほんとに軽く叩いているだけでカバー上面を外す事ができますので、焦らずに実行してみてください。
黄色の○部分の穴にねじ止め用のカバー部が挿入されます。
最後の組み立て時に戻しますので、スライド時には折ってしまわないように破損に注意しましょう。
2-2.HDDを取り外す
本体パネルから筐体を外します。
両サイドにある4箇所のネジを外し、本体パネルから筐体を外します。
筐体を外したらHDDを筐体から取り外します。
上部の黒いネジとHDD固定用のシルバーのネジを外します。
黒いネジはHDDに取り付けてあるブラケット、シルバーのネジはHDD本体にねじ止めされていました。
ネジを外したことで、HDDはSATAコネクタのみで筐体と繋がっています。
スライドさせることでHDDを取り外す事ができました。
基盤を壊さないように十分注意して取り外しましょう。
基盤上にあるネジ3個は取り外しません。
取り外したHDDのブラケットを外します。
HDDとブラケットはネジ2個で固定されています。
2-3.クローンを作成し換装する
取り外したHDDから換装するSSDにクローンの作成を行います。
『KURO-DACHI/CLONE/U3』を使用します。
HDDとSSDをセットしクローンボタンを押すだけでクローニングが完了します。
クローン作成に4時間以上かかりました。
クローンしたSSDをブラケットに取り付けます。
事前に用意したSSD用のネジを使用してブラケットに取り付けましょう。
SSDとHDDはネジのサイズと場所が違います。
オレンジの○が、換装前HDDのネジの取り付け場所です。
SSDを筐体に取り付けます。
HDDと同様にSSDをSATAコネクタに合うようにスライドさせて取り付けます。
筐体とブラケットの固定に使うネジは元のネジを使用しますが、筐体とSSDを直接取り付けるネジは事前に用意したSSD用のネジを取り付けます。
本体パネルを筐体に取り付けます。
最後にカバーを取り付けて完成です。
- カバーの爪が硬い場合は無理せずハンマーを使用する
- ハンマーは軽く叩くだけ
- 基盤を傷つけないように注意する
- ネジを間違えないように取り付ける
3.換装後のチェック
3-1.起動時の音
SSDに換装したことで完全に無音になりました。
不意に出るHDDの音が無くなり静かです。
Soundgenicからの音はありません。
3-2.SSDの音質
こちらは換装した直後はほぼ変わりません。
あえていうなら、、、音のまとまりが良くなったような気がします。
あくまで気がするだけでよくわかりません。
こちらは組んでいるオーディオシステムにより変わってくるかなと思います。
※追記
少し時間が経ちました。
SSDに変えたことによるものなのかハッキリとはしませんが、少し音の分離が良くなり立体感が増したような気がします。
以前より滑らかに感じます。
部屋のノイズが減ったことによることも起因しているかなと思います。
私のシステムです。
スピーカー
ヘッドホン
私のSoundgenicは電源に『iPurifier DC2 + RED-BARREL』を通しています。
音を気になさる方は電源を変更するとさらに音が良くなります。
こちらはすぐに音の変化を感じました。
おすすめです。
- Soundgenicからの音がなくなり部屋が無音になった
- 換装後の音質の変化はシステムにより僅かな変化にとどまる
SoundgenicとBrooklyn DAC+を接続するとネットワークオーディオが完成します。
NASとしてだけではなく、USB-DACとしての使用もおすすめです。
使用中のヘッドホンはFocal RADIANCEです。
中高音が魅力的で明るめの音になります。
4.さいごに
部屋にHDDのSoundgenicを置かれている方は、突然キュイーーンと立ち上がるHDDの音が気になる方もいらっしゃると思います。
それが完全に無くなります。
いつも音を出していたものが無音になり、換装による満足度は高いです。
SSDに交換しても、熱は起動している限り多少はあります。
音の方はもう少し変化があると思いましたが、
「スゴい!」「変わった!」ということはありませんでした。
長期的にみて変化を徐々に楽しみましょう。
やはりサムスンのEVOシリーズが選択としていいみたいです。
理由は金属筐体だからです。
プラスチックと金属では流石に変化の度合いも変わりそうですね。
最新のEVOシリーズです。
良かったところ
・換装自体は容易だった
・SSDに変更したことにより無音になった
・立ち上がりなど処理が早くなった
気になるところ
・カバーの爪が硬いのでハンマーが必要
・SSD用のネジを別途購入する必要がある
・換装した直後はシステムにより音質の変化は分かりにくい
以上、「音の変化は? 無音の室内へ SoundgenicのHDDをSSDに換装してみました」でした。