2021年6月4日追記
beyerdynamic T1 3rd Generationは生産完了しました。
こんにちは!エスです。
みなさんはおうち時間をどう過ごされていますか?
音楽が好きな方はイヤホン・ヘッドホンで音楽鑑賞でしょうか。
最高のヘッドホンで素敵な音楽鑑賞といきたいですね!
ベイヤーダイナミックさんから3世代目のフラッグシップヘッドホンが発売されました。
5年ぶりにリニューアルされたフラッグシップヘッドホン
"beyerdynamic T1 3rd Generation"を紹介したいと思います。
T1 2nd Generationからの主な変更点
率直な感想として、とても真面目な音で中低音が充実している音だと思いました。
どんなジャンルにも合いそうです。
"T1 3rd Generation"からインピーダンスが32Ωに変更され、DAPでも音量が取れるようになりました。
DAPに接続して好きな場所で聴ける、ベイヤーダイナミック フラッグシップヘッドホンです!
- beyerdynamicの音が好き・興味がある方
- 開放型のヘッドホンが欲しい方
- DAPでも音量が取れるヘッドホンが欲しい方
- 高級ヘッドホンの第一候補
1.開封
1-1.パッケージ
パッケージにはヘッドホンがアップで写されています。
2ndのセミオープンからオープンへの変更が強調されています。
ロゴが、beyerdynamic))))からyへ変更になっています。
1-2.付属品
付属品は保証書とメッセージが書かれたカードです。
1-3.外観
パッケージの中には収納ケースが入っています。
ハードケースなので安心して持ち運びができますね。
ヘッドホンとケーブルが収納されています。
ヘッドホンのアームを伸ばしていない状態でのみ収納することができます。
ケースは開くと左右のダンパーによりしっかりと保持されます。
イヤーパッドはベロア仕上げです。
蒸れの軽減に良さそうです。
アームはアルミでカッチリとしています。
ヘアライン加工されています。
ヘッドバンド部はレザーになっています
ヘッドバンドには高級感があるアルカンターラが使用されています。
beyerdynamicの文字が刻印されています。
- ロゴがyに変更されました
- 持ち運びも安心なハードケースが付属されています
- 筐体はカッチリしています
- 各部の素材は選定され音質も考えられています
2.仕様
開放型ヘッドホンです。
開放型らしい音場です。
インピーダンスは32Ωです。
開放型ですが音量の確保が容易です。
重量は360gとそれなりに重いです。
コネクタは脱着式です。
3.5mmステレオミニプラグでリケーブルができます。
3.T1 3rd Generationを聴いてみました
3-1.環境
・Soundgenic
・↓エイム電子UA3-R005
・MYTEK Brooklyn DAC+
・↓beyerdynamic Balanced Cable For T1 2G(XLRバランス接続)
・beyerdynamic T1 3rd Generation
Soundgenicは小型で設置場所も選ばず良い音で便利です。
3-2.装着感
側圧はキツすぎることはないと思います。
イヤーパッドが少し硬いので、イヤーパッドが当たっている部分にかたまり感を感じます。
ヘッドバンドはクッション性があり、頭が痛くなることはありませんでした。
イヤーパッドの硬さはありますが、長時間使用しても頭が痛くなったり首が疲れることはありませんでした。
アームの調整幅は大きく、多くの方にフィットすると思います。
3-3.音質
中低音が充実した音だと思いました。
高音は刺激的ということは無く、マイルドに自然に出ています。
重心が低く、低音が音を支えブレなくカッチリしています。
音場も開放型らしく広いです。
音の粒立ちをきめ細かく捉え、出てくる音を逃さない出方で解像感は高く感じます。
解像感が高くても音場が広く聴き疲れることはありません。
音はストレートにナチュラルに出ています。
全域に若干の低音を含ませた芯のある音です。
低音はブーミーにならずキレがありました。
レスポンスのある低音だと思います。
中音は少し低音が残る感じでボーカル域が特に魅力的です。
凛とした音を奏でる音質でスッキリとしています。
高音は目立つようなことはなく自然です。
あまり印象に残らないように感じます。
音に華やかさを求める方には面白くない音に感じると思います。
淡々と音楽を流しますのでドラマチックさはありません。
押し出しの強い音が好きな方や、高音の刺激が好きな方には物足りないと思います。
機器の音をストレートに出す傾向だと思います。
リケーブルやアンプにも左右されそうなので変更しても面白いかもしれません。
アンプやケーブルにもよると思いますが、T1 2nd Generationと比べて音の感じ方が変わっています。
高音の出方がかなりマイルドとなっていますので買い替えには試聴は必須です。
3-4.DAPで聴いてみました
インピーダンスが32ΩになりDAPでも音量が取れるようになりました。
Astell&Kern KANN ALPHAを使用し、4.4mmのバランス接続で聴いてみました。
音量は問題なく確保することができます。
ですが、少々音場が狭くなりスケールダウンした音に感じます。
解像感は高く、中低音も出ますが少し痩せた音になります。
DAPでも決して悪い音ではありませんが、開放型には力強いヘッドホンアンプを使用したほうが無理なく自然体で聞けると思いました。
密閉型のT5の選択肢もあります。
DAPの利点は持ち運べることです。
少し音が物足りなくても、どこでも"T1 3rd Generation"を聴くことができることはハッピーだと思います。
KANN ALPHAで聴いた感想ですので、他のDAPでは印象が異なることもあると思います。
4.さいごに
ベイヤーダイナミックのフラッグシップヘッドホンである"T1 3rd Generation"は万人受けするヘッドホンだと思いました。
音に芯があり、ナチュラルな音が好みな方はオススメできます。
長時間聴いていても疲れません。
装着感も多くの方には問題ないと思います。
冒頭にも書きましたが、DAPを利用することができる開放型ヘッドホンです。
フラッグシップヘッドホンを気軽に聴くことができるは嬉しいですね。
良かったところ
・装着感がよく疲れない
・中低音が豊か、高音がマイルドで聴きやすい音
・DAPでも音量が確保できる
・リケーブルが可能
気になるところ
・2nd Generationからの買い替え組は試聴は必須
以上、 「DAPでも開放型の音と音場を beyerdynamic T1 3rd Generation」でした。