こんにちは!エスです。
ノイズキャンセリング機能が搭載されたワイヤレスイヤホンはカナル型ばかり。
軽い装着性のAirPodsでも、ノイズキャンセリング機能が欲しい方も多いのではないでしょうか?
AirPodsはインナーイヤー型ワイヤレスイヤホンです。
開放型であるため耳とは密着していないことが好ましく、スポーツにも積極的に使っていきたい装着感です。
ノイズキャンセリング機能が欲しいと希望しても、開放型のため技術的に無理かなとあきらめていましたが、、、
なんとAppleは対応してきました。
ノイズキャンセリング機能が搭載され、どんなシーンでも使えるワイヤレスイヤホンが4代目AirPodsとなります。
今回はインナーイヤー型なのにノイズキャンセリングが効果的な"AirPods 4"を紹介します。
開放型のノイキャン性能を試して感じたこと
2024年モデルのAirPodsは4世代目。
AirPods 4はついにノイズキャンセリング機能搭載モデルが登場しました。
価格を抑えた今まで通りの通常モデル(ノイズキャンセリング機能なし)も同時に販売されます。
毎日の電車通勤・通学はノイズキャンセリング機能をONにして、リラックスしながら過ごす。
休日はスポーツをするからノイズキャンセリング機能はOFFにして、外の音を感じながら安全に楽しむ。
ノイズキャンセリング機能が搭載され使い方の幅が大きく広がり、AirPods 4はどんな環境でも適した使い方ができるようになりました。
・3世代目から音質の変化
・最大5時間とバッテリー持ちが悪い
スターバックスでノイズキャンセリング機能をONにして過ごしてみました。
実際にノイズキャンセリングを使ってみると当たり前ですが静かになります。
耳との隙間から聞こえるはずの「外からの音はどうなったの?」と疑問も残りますが、特に低音域は静かになります。
ざわざわ感は減少し、ノイズキャンセリング機能を使った時に感じる『しーん』とした空間の変化が感じ取れます。
ただし、食器を洗うときや食器を重ねたときのカチャカチャした音、特に高音域はよく耳に届きます。話し声もそれなりに聞こえてきますね。
音楽を聴いていたらカチャカチャした高音域の音は気にならないのですが、Sonyなどの強力なノイズキャンセリング機能を持ったワイヤレスイヤホンとの性能差は確実に実感します。
使っていて気になったことが、ノイズキャンセリングの揺らぎのようなものを感じました。
座っているだけだと安定しているので気になりませんが、移動するときに少し頭が揺さぶられるような気持ち悪さがありました。
ノイズキャンセリング性能を追求するのではなく、インナーイヤー型ワイヤレスイヤホンにまでノイズキャンセリング機能が搭載されたこと。
これが素直に「すごい」とAppleには感心しました。
AirPods 4(ノイズキャンセリング搭載)仕様
仕様
ノイズキャンセリング非搭載AriPods 4はノイズコントロール・ワイヤレス充電に対応していません。
外箱
AirPodsは立体感のあるプリントになっています。
AirPodsとケース
ケースは幅が細くなっています。
かなりコンパクトなケースで持ち運びがしやすいです。
『ノイズキャンセリング機能』や頭を上下・左右に動かして操作する『頭のジェスチャ機能』が新たに搭載されました。
頭のジェスチャは例えば着信時に頭を上下に動かして応答したり、左右に動かして拒否したりする操作です。
指を使ってAirPodsを操作する必要がなく、使いようによっては便利な機能となっています。
また3世代目と比べて装着性が向上しています。
付属品はマニュアル類のみとなります。
充電ケーブルは個人で用意する必要があります。
音質の変化による使い方
AirPods 4は3世代目と比べて低音が力強くなりました。
音楽を聴くと明るい高音が特徴的な3世代目。
音場の広さと相まってキラキラした高音で楽しめました。
一転、AirPods 4は低音強めの音で迫力は増したのですが高音がやや希薄に。
シャンシャンと強調したシンバルの聞こえ方は少し不自然さがあり、イコライザーで調整しているのかなという気がします。
低音はややブーミーになり緩さはありますが、柔らかい音でしんどいとは思いません。
重低音は出ませんが、低音のノリが良く音楽を楽しめます。
そして「AirPodsといえば声」といえるほどボーカルが近く、どんな楽曲でもボーカルを楽しむことができます。
音場感は奥行きはありますが、耳のやや下から中央でとどまり上方向への伸びはありません。ボーカルの近さと楽器の奥行き、左右の広さにより音場の狭さを感じることはないでしょう。
また、今回は低音が強くなっていることで動画やゲームにも楽しめる仕様となっています。
低音が強く迫力がある音は、映像やゲームを盛り上げるためのスパイスとなり、テンションの上がる雰囲気、逆に恐怖を演出する雰囲気などと相性の良さが垣間見えます。
ランニングがさらに楽しくなる進化
AirPods 4は3世代目からの改良点として装着性が良くなりました。
つけ心地が良くなったことがアピールされています。
AirPodsはインナーイヤー型で耳への負担が最小限に抑えられます。
ランニングとの相性も良く、物理的な重さを感じないこと、外の音がそのまま聞こえるから安心感を持つことができる。外の空気感を感じ取れるからこそ、精神的にも楽に気持ちよく走ることができます。
私自身3世代目でもランニングで使用していたこともあり、装着性が気になることはありませんでした。AirPods 4でもランニングに利用していますが、今回の装着性も問題なく落ちるようなこともなく安定しています。
AirPods Proなどカナル型でランニングされている方も多いかと思います。
今回の進化を機にぜひランニングにAirPods 4を使ってみてください。圧倒的に走りやすいですよ。
AirPods Proとの違い
新しくAirPods 4が販売されたことで、AirPods Proとの違いが気になっている方も多いのではないでしょうか?
AirPods:インナーイヤー型
耳に引っ掛ける装着方法
耳との間に隙間があり、外の音がそのまま聞こえる開放型タイプ
耳に押し込む装着方法
イヤーピースにより耳をふさぐことで外からの音を遮音する耳栓タイプ
①ノイズキャンセリング性能
AirPodsとAirPods Proとのノイズキャンセリング性能はそれなりに差はあって、AirPods Proが性能では上。
あらゆるシーンに対してAirPods Proは静かに運用できます。
②装着性
AirPods Proの方が耳に接触する部分が多いため安定しています。
しかし軽い装着のAirPodsは、耳への負担が少なく長時間装着することもできます。家事や仕事でも活躍します。
③音質
AirPods Proは迫力ある低音により音楽や動画を楽しめます。
AirPodsは音場がより広く開放的な音の楽しみ方ができます。AirPods 4になり低音の迫力が増したことはポイントです。
このように装着による違いが全てに影響を与えます。
結果的にAirPods Proが良いとなります。Proがついたフラッグシップなので性能差はもちろん出してきています。
それなら「AirPods 4を選ぶ意味がない」となりそうですが、、、
これも装着性が深く関りがあり、耳に開放感があることが大きなメリットとなる場合もあります。
④外部音取り込み
AirPods 4はノイズコントロールをオフにすると、耳をふさぐことが無いため自然の空気感を感じることができます。
AirPods Proの外部音取り込みも優秀ですが、イヤホンがマイクで拾う範囲内であるため遠くから聞こえる車の音などはわかりません。
ランニングやウォーキングを外で楽しむ方にはAirPods 4が優秀で安心感が持てます。
このように一概にどちらの方が良いというわけではなく、自身のライフスタイルに合わせることが大切です。
まとめ
ノイズキャンセリング機能が搭載されたAirPods 4を紹介しました。
良かったところ
・ノイズキャンセリング機能が搭載
・つけ心地が良くなった装着感
・防塵防水性能がありスポーツも安心
気になるところ
・3世代目から音質の変化
・最大5時間とバッテリー持ちが悪い
ノイズキャンセリング機能を使いたい電車の中、スポーツでは機能を使わず自然を感じながら安全第一に運用する。
どんなシーンでも使える万能型になり、スキのないワイヤレスイヤホンとなりました。
音質は低音が力強くなり動画やゲームの迫力が増しています。
声の届き方は変わることはなく、音楽でもボーカルを中心に楽しめます。
ただ、3世代に比べ高音の伸びが減ったことが残念に思います。
インナーイヤー型ワイヤレスイヤホンでも、ノイズキャンセリング機能が効果的なAirPods 4はさすがAppleといった完成度でした。
以上、「AirPods 4はついにノイキャン搭載!通勤にもスポーツにもどこでも使える万能ワイヤレス」でした。