こんにちは!エスです。
デジタルオーディオプレーヤーの機能項目にあるRoon Ready。これはどういった機能なのか気になる方も多いのではないでしょうか?
Roon Readyとは、Roon Coreから配信された音楽を受け取り再生する機能のことです。
Roonでは、パソコンやNASに保存した音楽ファイルや音楽配信サービスを利用して、Roon Ready対応機へ音楽を配信する楽しみ方ができます。
一部の音楽配信サービスが利用できるから、ネットワークオーディオを拡張した感じですね。
ライブラリ管理が超優秀なRoonを"Roon Ready対応デジタルオーディオプレーヤーで体験"してみましょう。
DAPの動作は重くてもRoon再生は軽快
Roonの特徴は、音がいいことやライブラリ管理がとても優秀なことです。
ユーザーとして使ってみた感想は、「UIデザインが優れているため、とにかく使いやすいアプリ設計がされている」と感じました。
Roon Readyを使うために必要なもの
- インターネット回線
- パソコン
- 音源
- Roon Ready対応機器
Roon Readyを利用するためにはサーバーとなるRoon Coreが必要です。
パソコンにRoonアプリをインストールすることでCore(サーバー)として機能します。
サーバーとして運用しますが、パソコンはそのまま通常通り使えるから安心です。
また、Roon Labs社から専用OSの『ROCK』が無料で用意されています。
◯音源
パソコンやNAS音源をインポートする、または音楽配信サービスを利用します。
デジタルオーディオプレーヤー内の音源は利用できません。
◯音楽の再生
パソコンにインストールしたRoonアプリ、またはスマートフォン・タブレットのRoon Remoteアプリを操作します。
Roon Coreから音楽を配信するために、Roon Core・Roon Remote・Roon Readyが全て同じネットワーク回線内であることが必要です。
デジタルオーディオプレーヤーはRoon ReadyをONにしておくだけで操作は必要なし。パソコンやスマートフォンから聴きたい音楽を選ぶだけで、デジタルオーディオプレーヤーから音楽が再生されます。
だから、軽快な動作で音楽をさくっと素早く堪能できます。
ライブラリ管理が優秀という理由には、保存先の垣根を越えた使い方ができるからです。
例えばこういった使い方ができます。
→→→
これら二つ『HOWEVER』と『誘惑』の音源は別々の場所に保存されています。
Roonでは保存場所にとらわれず「まとめてRoonのライブラリで管理しましょう」といったスタンス。
検索から出てくる楽曲は自分が持っている音源だけではなく、連携した音楽配信サービスからも結果として出てきます。
Roonアプリを使ってKKBOXから誘惑をライブラリに追加すると、、、何と自分のNASと同様・同等にライブラリへ追加されます。
楽曲だけではなくアーティストも追加されるため、「このアーティストをもっと知りたい」となればディスコグラフィーから楽曲を簡単に見つけることができます。
つまり、音源がどこにあろうと全てをRoonへ集約したライブラリから音楽の再生ができます。
おすすめポイント
重い動作のデジタルオーディオプレーヤーは操作しない
Roonの操作はRoon Remoteから行います。
デジタルオーディオプレーヤーの操作は不要。
RoonアプリまたはRoon Remoteから選曲します。
デジタルオーディオプレーヤーにあるRoon ReadyをONにするとRoon Coreが認識します。
RoonアプリまたはRoon Remoteでデジタルオーディオプレーヤーを選ぶと準備完了。
Roonの優秀なライブラリとインターフェースが相まって、聴きたい曲をパッと選んで楽しむことができます。
わたしも使っているAstell&KernのデジタルオーディオプレーヤーSE300やSR35はAndroidをベースにしたOS。
Open APP Service機能を使い、Amazon MusicやApple Musicが利用できます。
ですがこう思っていませんか?
Amazon MusicやApple Musicは選曲操作が重い。
音楽配信サービスは便利だけど曲探しは重さがネックで面倒になる。
スマートフォンのように軽快な操作ができない。
そこでRoon Ready機能の活用です。
操作は同じネットワーク上のパソコンやスマートフォンのアプリから。
「デジタルオーディオプレーヤーが重いから、音楽ストリーミングサービスの利用が面倒なんだよな」といったあなたに。
Roonなら重い動作を気にすることなく音楽を楽しめます。
デジタルオーディオプレーヤーを変えても設定は不要
Roonの音質は良好です。
Roon CoreとデジタルオーディオプレーヤーはWi-Fiを通して配信されますが、有線LANではなくても音はいいと感じます。
音の良いRoonですが、デジタルオーディオプレーヤーのRoon ReadyをONにするだけで再生待ちをしている状態なります。
デジタルオーディオプレーヤーを変更しても、同じネットワーク回線内であればRoonの設定は配信先を変えるだけ。2秒で完結します。
つまり、デジタルオーディオプレーヤーを買い替えてもRoon Readyに対応していれば、以前と同様にそのままRoonが使えます。
音楽配信サービスのアプリをインストールして設定を変更して、、、などの面倒一切不要なのです。
使い勝手と音質を両立するRoonだからこそオススメできるのです。
デジタルオーディオプレーヤーを買い替えるとWi-Fi設定は必要ですね。
音楽配信サービスも使える
Roonは音楽配信サービスに対応しています。
音楽配信サービスと手持ちの音源の両立があるからこそ、Roonの存在価値を見出すことになります。
Roonに対応した音楽ストリーミングサービス
- Tidal
- Qobuz
- KKBOX
現在、3つの音楽ストリーミングサービスが利用できます。
日本ではKKBOXのみですが、まもなくQobuzが開始される予定です。
日本ではQobuzはe-onkyoから移行されるため、J-Popの多さやハイレゾ音源の音質にも期待できます。
KKBOXは日本の楽曲も多く利用しやすいですね。
気になるポイント
自動電源OFFが効かなくなる
Roon ReadyをONにすると自動電源OFFが無効になります。
デジタルオーディオプレーヤーは使い終わったら電源をOFFにする。
電源の切り忘れ防止やバッテリー消費を抑えるため、自動電源OFF機能を利用している方も多いと思います。
それが使えなくなります。
電源を切るときは面倒だけど手動です。
Roonは有料サービス
Roonは有料サービスです。
- 月払い$14.99
- 年払い$12.49/月
- 買切り$829.99
Roonの利用料と音楽ストリーミングサービスの利用料が必要になり、使い勝手はいいがお金はかかります。
買切りは高い。。。月払いでいいのではないかと思います。
わたしは懐に余裕はないので月払いで利用しています。
試してみたいが使い続けるかわからない。
そのような方にRoonは14日間の無料期間があります。
14日間使い倒してみてください。
音楽配信サービスのアプリとは違い、聴きたい音楽がすぐに再生できるラクさを体感できるでしょう。
Roonの存在価値がよくわかると思います。
Amazon Musicは使えない
Amazon MusicはRoonに対応していません。
Roonの音楽ストリーミングサービスの対応は少なく、TidalやQobuzなどコアな音楽ファンが利用するイメージがあります。
日本でもKKBOXが対応したことでRoonがカジュアルになったかな。
日本ではKKKBOXが非可逆圧縮(国によってはハイレゾ音源対応なのに!)ということで音質に懸念はあります。ですが、Roonを通すと悪くはなく十分に楽しめる音質です。
KKBOXは日本の楽曲も最新の音源も多くあります。
アニソンや洋楽も充実しているので多くの音楽ファンも安心です。
わたし自身もKKBOXの対応により使ってみようかなと思い立ったことが、Roonを始めたのキッカケです。
Roon+KKBOXで充実した音楽ライフを楽しむことができます。
まとめ
デジタルオーディオプレーヤーのRoon Ready機能を利用した音楽の楽しみ方を紹介しました。
Roonはライブラリ管理がとてつもなく優秀で、『手持ちの音源』と『音楽配信サービスの音源』を一元管理。
これが唯一無二の使い心地の良さとなっています。
デジタルオーディオプレーヤーの動作に不満がある方や、Roon Ready対応機を複数持っている方は、Roonが特に価値のあるものとなります。
使う前はRoonはどうかな?と心配になりますよね。
まずはお試しの14日間でRoonの素晴らしさを体感してみてください。
価値のある使い心地でRoonを楽しみましょう。
以上、「DAPの操作不要だから軽快な音楽再生!音楽が楽しくなるRoonをRoon Ready対応DAPで体験しよう」でした。