2024年8月29日更新:アップデートによりRoon Readyに対応しました。
こんにちは!エスです。
Bluesound NODEなどの音楽ストリーマーでAmazon Musicをメインに楽しんでいる。そこからさらにワンランク上のいい音で楽しみたい方も多いのではないでしょうか!?
Amazon Musicが楽しめる機器はスマートフォンを中心に多く対応していますが、据え置きのオーディオ機器では話は別。まだまだ限られた機器のみが対応となっています。
選びたくても選べない状況ですよね。
購入しやすくアプリが使いやすい『WiiM(Pro)』や『NODE』は鉄板の機器。
ですが、内部DACでのアナログ音声出力はもちろん、光・同軸デジタルで外部DACへ出力している場合でも機器が変われば音も変わります。
今回は歴史のあるオーディオメーカーのネットワークプレーヤーで音質向上するのか実際に聴き比べてみました。
据え置きオーディオでもAmazon Musicの高音質な再生"Ultra HDが再生できるDENON DNP-2000NE"を紹介します。
空間表現力が高く重厚な音
快適な操作性とワンランク上の音質!
NODEやWiiM(Pro)からDENON DNP-2000NEに変更しても「音は変わらないのでは?」
特に外部DACを利用している方には疑問に思いますよね。
私の場合はNODEからDNP-2000NEに変更しましたが大きな変化がありました。Coaxial接続で外部DACを通しても、DNP-2000NEはDENONの重厚な音で音質の向上を感じました。
・奥行きのある大きさ
・USB出力はない
また、多くの方が気になっているHEOSアプリ。
私自身がマランツの『ネットワークオーディオレシーバーNR1200』で使っていた時はレスポンスが遅く完成度が低いものでした。
ですが、DNP-2000NEでAmazon Musicを操作してみると、評判のいいNODEのBluOSに近い(ほぼ同じ)操作性で使いやすい。不満は大幅に解消されていました。
レスポンスも気になりません。
DNP-2000NEは音質とアプリで本当に満足できるのか気になる方には、購入しても大丈夫とオススメできるネットワークプレーヤーです。
NODEからDNP-2000NEへ変更したため、記事ではNODEと比べています。
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DNP-2000NE仕様
写真で仕様を紹介
フロント
フロントはUSB入力とヘッドホンジャック(6.3mm)があります。
ヘッドホン出力:150 mW/32ΩS(ゲイン:高)
デジタル入出力
背面にはデジタル入出力とIRコントロールを接続することができます。
IRコントロールはDENONのプリメインアンプと繋ぐことで、電源ON・OFFを連動させることができます。
デジタル出力
- HDMI(ARC)
- 光デジタル
- 同軸デジタル
デジタル入力
- USB-DAC
- 光デジタル × 2
- 同軸デジタル
アナログ音声出力
アナログ音声出力には固定(FIXED)と可変(VARIABLE)出力があります。
固定:2.2V(10kΩ)
可変:4.5V(10 kΩ、可変最大)
テレビとHDMIで接続する場合は可変に接続することで音量の調整ができます。固定に接続すると最大音量が流れるので注意してください。
無線アンテナ
背面の両サイドにある無線のアンテナを取り付けることでBluetooth・Wi-Fiを利用することができます。
付属品
付属品一覧
おすすめポイント
力強く表現力があるDENONサウンド
DNP-2000NEでは内蔵DACでも外部DACでも、NODEと比べてノイズ感が減りスッキリした音に初めは感じました。
3時間もすればエネルギッシュな音・立体感のある音場で購入して良かった思える音質、上質感。
特に低域の解像感と空間に散らばる粒立ちのいい高音は素晴らしい表現力です。音場感の広さと相まってスケールアップした音楽を体感できました。
NODEを外部DACで利用しているときは十分にいい音だと思っていましたが、ややブーミー感があり低音が膨らんで量感が出ていたのだと今になって感じました。
DNP-2000NEへ変更すると空間表現の立体感、低音の解像感など大きく向上したことがよくわかります。
「外部DACを使うのだからストリーマーとしてそこまで変わることはないだろう」と思っている方も多いと思いますが、私は想像以上に音質の向上を感じました。
使いやすいHEOSアプリ
HEOSアプリの使い勝手はNODEのBluOSと使い方が大きく変わることはなく使いやすいです。
BluOSは使いやすいと評判が良いのですが、HEOSアプリでもほぼ同じように使えます。UIはAmazonが統一させているのかな。
HEOSアプリでも最新の曲や、おすすめの曲などを選ぶことでキューに楽曲が入り、そのキューから音楽を再生して楽しむ。
もちろんキューをプレイリストへ保存することもできます。
私はAmazon MusicとNASに保存した曲をキューやプレイリストに混ぜて楽しむ使い方をしています。
Amazon musicが全てUltra HDだといいのですがSDやHDの場合もあります。そのような時に購入したハイレゾの音源を利用。
HEOSアプリでもAmazon MusicとNASに保存した楽曲を混ぜたキューやプレイリストを作成することができます。
このときに、NASなのかAmazon Musicなのか表記がなく、区別がつかないところが少し残念に思いました。BluOSでは表記はありますよね。
オーディオ機器ならではのデザイン
DNP-2000NEは設置してみると重厚感のあるデザインです。
「さすがDENON」といった質感で立派なオーディオ機器。オーディオラックにプリメインアンプなどと並べて設置すれば映えますね。
カラーはシルバー、グラファイトシルバーの2色。
グラファイトシルバーはDENON110周年に発売されたプリメインアンプPMA-A110と同じ色。PMA-A110と合わせるのもよし、他メーカーの黒系の色でも合わせやすいカラーです。
気になるポイント
奥行きのある大きさ
テレビと接続することで気軽にテレビからの音声をアンプへ送ることができます。ARCにも対応しているからテレビとの連動もOK。
ただし、奥行きが421mmありさらにケーブルの接続を含めると、一般的なテレビボードでは収まらないことも。せっかく「リビングで音楽も映像も楽しみたいのに設置できない」では意味がない。
NODEもHDMI出力(ARC)があります。リビングの設置性を考えるとコンパクトな筐体は圧倒的に有利ですね。
USB出力はない
DNP-2000NEにはUSB出力はありません。
好みの外部DACがある方の場合、既にUSB出力で接続していると光ケーブルまたはRCAアナログ接続を利用する、またはDDCなど変換が必要。
Amazon Musicなどの音楽ストリーマーとして考えるのではなく、完結型のネットワークプレーヤーとして利用することが望ましいですね。
まとめ
Amazon Musicを高音質再生できるDENON DNP-2000NEを紹介しました。
Amazon MusicをUltra HD再生できるネットワークプレーヤーはまだ少なく、「Amazon Musicを高音質再生がしたい!」となるとDNP-2000NEも有力候補となります。
更に再生アプリであるHEOSも使いやすく快適です。
また、アップデートによりRoon Readyに対応したことにより一気に音楽再生の幅が広がりました。
良かったところ
・使いやすいHEOSアプリ
・オーディオ機器ならではのデザイン
気になるところ
・奥行きのある大きさ
・USB出力はない
NODEやWiiM(Pro)など、これら価格帯のストリーマーから買い替えは、内部・外部DAC問わず音質の向上を確実に体感できます。
DENONサウンドが心地よい音楽体験をユーザーへ届けてくれるでしょう。
以上、「Amazon Musicをもっといい音で聴ける!表現力豊かなネットワークプレーヤー DENON DNP-2000NE」でした。