こんにちは!エスです。
SONY ウォークマンZX2からデジタルオーディオプレーヤーの買い替えを検討している方も多いのではないでしょうか?
ZX2を使っていた方・現役で使っている方で買い替え候補には最新のWALKMANが一番適していることは理解できます。
ZX2はAndroidの搭載はなく純粋に音楽のみを再生するDAPでした。
今は多くのデジタルオーディオプレーヤーはAndroidが搭載され、音楽ストリーミングサービスに対応で便利になっています。ウォークマンにもAndroidが搭載されています。
でも、ネットワーク機能は不要。
そのような方に10万円以下で音質のためにWiFiすら搭載を避けたDAPがあります。
音色はウォークマンとは違いますが濃密な音でユーザーを魅了します。
今回は真空管アンプを搭載したデジタルオーディオプレーヤー
"Cayin N3 Ultra"を紹介します。
お手軽に真空管アンプを楽しめる!
Cayin N3 Ultraは音がいい。
分厚い音が気持ちよく存分に音楽を楽しめます。
音のために、今では当たり前のWiFiですら搭載を避けたデジタルオーディオプレーヤーです。
『真空管アンプ』と『ソリッドステートアンプ』の2つを搭載しています。さらに真空管アンプには『クラシック』と『モダン』の2種類あり3つの音質を楽しむことができます。
操作も簡単で画面上をタップするだけでアンプの切り替えが可能。
DACはAK4493Sを2基搭載しmonoモードで動作。
アンプはイヤホンに合わせたり、今の気分や聴く音楽に合わせて使い分けることができます。
記憶は美化されがちですが、ウォークマンZX2の濃密な音は良かったと心に残っています。
同じように「良かったよな」と思った方にこそCayin N3 Ultraはおすすめの機種です。買い替え候補にはピッタリでしょう。
音の方向性はある意味真逆。
デジタルアンプと真空管アンプの違いは大きいです。
ですが、出てくる音の方向性は違えど特徴的な音の存在感は唯一のものです。
真空管のパンチのある音は耳あたりがよく、音楽っていいな楽しいなと思えます。
10万円を切り、いまやこの価格が購入しやすい価格帯となっています。
SONY WM-ZX2(WM1A/Zも!)を使ってきた方に。
シンプルな使い方と真空管アンプの魅力を味わえるデジタルオーディオプレーヤーです。
Cayinの正規代理店はKOPEK Japanです。Amazonでは出荷元と販売元が『SUPERKOPEK』なら正規代理店なので安心して購入できます。
中古でいいという方はe☆イヤホンの中古を狙ってみましょう。お買い得に購入ができるかも!?
Cayin N3 Ultra紹介
外箱
外観
サイズ:125 x 65.5 x 19.5mm
持ち運びがしやすく手に収まるサイズ感です。
裏面には保護フィルムが初めから貼付されています。
ですが、質感はイマイチでした。
画面用保護ガラスフィルムが一枚付属されています。
筐体
ボタン類は側面右と上面に電源ボタンが配置されています。
左側面にはSDカードスロットと真空管のウインドウがあります。
真空管アンプ使用時は温かみのある色を確認できます。
SDカード挿入時は筐体より内側に入っているので飛び出しません。
下面にはPO・LOとUSBのスロットがあります。
左からUSB・3.5mmLO・3.5mmPO・4.4mmPO(LO)です。
LO:ラインアウト(外部出力)
PO:フォンアウト(イヤホン出力)
4.4mmバランスのPO・LOは共通です。設定から切り替えます。
一般的な3.5mmイヤホンの接続は真ん中です。
付属品
付属品一覧
- 保護ケース
- USBケーブル
- 保護ガラスフィルム
- マニュアル
- 保証書
- ハイレゾシール
画面用の保護ガラスフィルムは自身で取り付けが必要です。
ケースが付属されているので傷を気にしなくていい。気楽に持ち運びができます。
アンプの音色を好みで選べる
ストレートな音のソリッドステート
真空管を使わないアンプであるソリッドステートアンプ。
N3 Ultraは真空管だけではなくソリッドステートも使えます。
せっかく真空管があるのにこちらを選択する意味あるのか?と疑問すら持つかもしれません。
ですが、ソリッドステートアンプはストレートな音色、着色はないけど自然で分離感の高い音です。
- スッキリ切れの良い音
- 左右に広い音場
- ボーカルが聴きやすい
- どの帯域も音質のバランスがよい
ソリッドステートアンプでも実力は高いです。
真空管アンプと比べてみると音がスッキリしていることがよく分かります。スッキリしていますが音が痩せていることはありません。
音楽を聴いてみるとボーカルや楽器が聴き取りやすいなと感心。
癖は少なくストレートにイヤホンの音を出しています。
低音が強い、多ドライバーで音数が多い、そのようなイヤホンとは相性が良さそうです。
心地良いクラシックモード
Cayin N3 Ultraの真空管モードには『クラシック』と『モダン』の2つのモードがあります。
真空管アンプは力強い音。音の芯が太くなりどっしりとした音が特徴的です。
力強くパワフルな音で角が丸く耳当たりの良い音です。
はじめにクラシックモードで音を聴いてみました。
- 低音が強くパワフルな音
- 耳当たりは柔らかい
- 上に広がる音場空間
- 音にハリがある
音場は広く特に上方に音場が形成され音が広がります。
ソリッドステートと比べるとパワフルで情熱的な音。ただただ気持ちの良い音です。
音にハリがあり、力強いが心地の良い音が耳に飛び込んできます。
さらにパワフルなモダンモード
モダンはさらにパワフルになり力強さが増します。
- さらにパワフルになる音
- ボーカルが前に出る
- 音場は奥行きを感じる
曲によっては低音のボンボンとする音が強く疲れるかも。
リズムよく音楽を楽しみたい方はクラシックよりモダン。
とくに低域の力強さが際立ちます。
ボーカルもやや前に出てくるため今流行りの曲には合います。
AdoやYOASOBIは力強いボーカルが良いです。
クラシックからモダンに変更すると、中低域が力強くなりボーカルも少し前へ出ます。音場は奥行きを感じやすくなりました。
音場のイメージはクラシックは上方、モダンは奥行きに広さを感じました。
J-Popはモダンがいいのか?ということはなく好みは人それぞれです。
個人的にはクラシックモードで聴くJ-Popが好みでした。
コンパクトな筐体
スマートフォンよりも小さいけれど分厚いサイズ感です。
持ち運びはしやすく握りやすい。外でも安心して利用できます。
N3 Ultraは画面消灯時にダブルタップで点灯します。
スリープ運用の場合は楽です。
3.5mm・4.4mmのラインアウトにも対応し、据え置きアンプなどに接続ができる機能も備わっています。
USB-DAC機能で音飛び?
N3 UltraはスマートフォンやパソコンにUSB接続することで、USB-DAC機能が利用できます。
音楽ストリーミングを利用したい場合はこの機能で解決できます。
ただ、Apple Musicを利用すると音飛びが発生。
手持ちのiPhoneとWindowsPCで音飛びの確認をしました。
まとめ
ウォークマンZX2の後継におすすめするデジタルオーディオプレーヤーN3 Ultraを紹介しました。
パワフルな真空管アンプ、バランスの良いソリッドステートアンプは高音質といえる音で音楽を楽しめました。
良かったところ
・アンプの音色を選べる
・USB-DAC機能がある
・コンパクトな筐体
気になるところ
・USB-DAC利用時AppleMusicは音飛びする
・真空管アンプ使用時はバッテリー消費が大きい
SDカードに入れた音源の再生がメインの方にはぴったりなデジタルオーディオプレーヤーです。
濃密な音と価格を考えると、ウォークマンZX2からの買い替えに最適な機種となりえます。
残念な点はアルバムアーティストに対応していないこと。
また、「ときどきは音楽ストリーミングも再生したい」そのような場合はUSB-DAC機能で再生できます。
自分の持っている音源を真空管アンプで再生してみてください。
濃密な音で音楽を楽しむことができます。
以上、「Cayin N3 Ultraはウォークマンの買い替え候補!真空管の濃密でパワフルな音質を楽しもう」でした。