
こんにちは!エスです。
ネットワークオーディオの音質をより高めたい。そんな期待に応えるブランドのひとつがTOP WINGです。
TOP WINGはコストパフォーマンスの高いオーディオ製品を展開し、いまやネットワークオーディオの入り口ともいえる存在になっています。
その中でも音質への影響が大きいのがLAN環境の整備。
特に、光LANはノイズに強くコアなオーディオファンから注目を集めてきました。
そんな中、TOP WINGから登場したのが、オーディオグレードの光メディアコンバーター「OPT LAN Bridge」と、SFPモジュール「Silent Fidelity SFP」です。
しかし実際のところ、取り付けや取り外しが想像以上にタイトで、苦労しているという声もSNS等で多く見聞きされます。
今回は、Silent Fidelity SFPとOPT LAN Bridgeの取り付け方・取り外し方を写真付きで解説します。
STケーブルの取り付け方
Silent Fidelity SFPはSTタイプの光ファイバーケーブルを採用しています。
金属コネクタでしっかり固定されるため、振動に強く安定性の高さが特徴です。
ただし、接続には2段階の工程が必要です。
はじめに光ファイバーケーブル側の突起を確認しましょう。
この突起をSFPトランシーバーの切り欠きに合わせて押し込みます。


次に光ケーブルを奥まで押し込みます。バネで戻りますので押し込みをキープします。
時計回りに回転させると、SFPトランシーバーにある突起が光ケーブルの切り欠きに合わせてロックされます。


これで光ファイバーケーブルとSFPトランシーバーの接続が完了です。
- STケーブルの突起とSFPトランシーバーの切り欠きを合わせる
ケーブル側に凸部があり、SFP側の切り欠きに沿って差し込めるよう設計されています。 - ケーブルを奥までまっすぐ押し込む
- 時計回りに回転させてロックする
取り外す際は逆の手順で行いましょう。
📸 写真では、突起と切り欠きの位置を分かりやすく示しています。初めての方はこのポイントをチェック!
STケーブルを初めて利用する方には、円形の差し込み口だから適当に差し込んでぐりぐり回転させていた方も多いのではないでしょうか?
しかし、実際ははめ込める箇所は一箇所のみです。
私も最初はなぜ入らないのか不思議に感じましたが、構造を理解すると納得しました。
私は取説読まないで作業を始めますので、確認することの大切さを改めて感じました。。。
取説はTOP WINGのサイトにあります。
OPT LAN Bridgeの取り外し方
OPT LAN BridgeにSFPトランシーバーを取り付けたあと、外せなくなったという報告がSNSでも多く見られます。
これは、TOP WINGが音へのこだわりが強すぎた結果ともいえます。
通常のSFPトランシーバーでは、ラッチを引くとツメが外れてスムーズに抜けます。
しかしOPT LAN Bridgeでは、ラッチを引いてもツメが外れず、そのままではSFPトランシーバーを抜けません。
はじめに光ファイバーケーブルを外します。
Silent Fidelity SFPを利用される方は上記の逆手順で取り外せます。押し込み反時計回りに回転させ引き抜きます。

本来ならラッチを水平にするとツメが押し込まれ外れますが、OPT LAN Bridgeの嵌合性がよく外れません。
無理に引き抜こうとしないように。破損する可能性があります。
次にツメをマイナスドライバーなどで押し込みます。金属製のものは外れるとカチッと音がします。
力を入れる作業になるので慎重に進めます。力を入れすぎてツメからマイナスドライバーが外れると危険。
切創や機器を傷つける可能性があるので注意しましょう。

ツメに当たっているマイナスドライバー先端を、人差し指と親指で挟みながら押し込むと、少し硬いのですが力みすぎずに安全に作業ができます。
SFPモジュール側へツメが移動します。
これでようやくSFPトランシーバーを外すことができます。
ラッチを引っ張るとSFPトランシーバーを引き抜くことができます。

今回はSilent Fidelity SFPを見本にしましたが、他社製でも外れない可能性があります。
ラッチを動かしツメを確認して判断しましょう。
- 光ファイバーケーブルをSFPトランシーバーから外す
- マイナスドライバー(精密ドライバー推奨)でツメを押し込み、カチッと音がするまで外す
- ラッチを引いて、SFPモジュールからSFPトランシーバーを抜く
このツメは非常に硬いため、手で外すのはほぼ不可能です。
マイナスドライバーを使って確実にツメを押し込みましょう。
力を入れすぎるとケガや破損の原因になるため、切創に注意しながら慎重に作業してください。
💡 注意点と補足
OPT LAN BridgeはSilent Fidelity SFPだけでなく、市販のSFPトランシーバーとも組み合わせが可能です。
ただし、私が確認したBUFFALO製のSFPトランシーバーでも同様に外れない結果でした。
つまり、TOP WINGの機構に限らず構造的に共通する傾向があるようです。
これは“音質のための高い嵌合性”を重視した設計。
オーディオのセッティングを決めた後は取り付け取り外しは無いと思いますが、試行錯誤中はやや扱いづらい印象ですね。
さいごに
今回は、TOP WINGのSilent Fidelity SFPとOPT LAN Bridgeの取り付け・取り外し手順を紹介しました。
やや手間に感じる部分もありますが、音質を優先した堅牢な構造と考えると納得できます。
実際に使用してみると力強い音質に驚かされました。
コスパも高く、ネットワークオーディオをグレードアップしたい方にとって、非常に魅力的な選択肢です。