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HUAWEI FreeClip 2レビュー|10年ランナーが実感した装着感と音質の進化

HUAWEI FreeClip 2(ブラック)

ランニングにワイヤレスイヤホンを装着して走っている方も多いと思いますが、「イヤホンが軽いから耳に違和感がない」って感じたことありますか?

 

10年近くランニングを続けてきた経験から、イヤホンの装着感には人一倍こだわってきました。その中でたどり着いたのがイヤーカフ型。2年前から愛用していますが、最近の人気ぶりにもうなずけるほど完成度が上がっています。

 

今回紹介するHUAWEI FreeClip 2は、HUAWEI FreeClip(初代)から軽さ・デザイン・音質の3点をさらに磨き上げた2世代目モデルです。イヤーカフ型を検討している方には、現時点で最もおすすめできる一台です。

 

はじめに

HUAWEI FreeClip 2は、ランニングをはじめとするスポーツシーンにも、日常使いにも対応できるイヤホンでした。

 

特に優れていると感じたポイントはこちらです。

  • 軽くて耳が痛くなりにくい装着感
  • HUAWEI FreeClip(初代)より低音域が強化され、音楽の迫力が増したサウンド
  • 手のひらに収まるコンパクトなケース(ワイヤレス充電対応)
  • P57の防塵防水性能で、急な雨にも対応

 

一方で、しっかりとした挟み込む装着感を好む方には、フィット感がやや物足りなく感じることもあります。そのあたりも含めて詳しく見ていきます。

 

スペック・価格

項目 仕様
価格 市場想定価格 27,280円(税込)
購入場所 HUAWEI公式ストア・Amazon・家電量販店など
カラー ブラック・ブルー・ホワイト・ローズゴールド
重量 イヤホン単体:約5.1g/充電ケース:約37.8g
ドライバー 10.8mm デュアル振動板ドライバー
周波数応答 20Hz〜20kHz
Bluetooth 6.0
マルチポイント 最大2台同時接続
バッテリー イヤホン単体:約9時間/ケース込み:約38時間
急速充電 10分充電で約3時間再生
充電方法 USB Type-C/ワイヤレス充電対応
防水防塵 イヤホン:IP57/充電ケース:IP54
操作 ダブルタップ・トリプルタップ・スワイプ(カスタマイズ可)

Amazonでは24,800円前後と公式より安く購入できる場合もあります。価格は変動するため、購入前に各ストアをご確認ください。

 

 

HUAWEI FreeClip 2の主な特徴

  • 従来比約25%柔らかいC-bridgeにより、耳へのフィット感が向上
  • 片側約5.1gの軽量設計による自然な装着感
  • デュアルダイアフラム音響ユニットによる迫力のあるサウンド
  • 充電ケースは従来比約17%スリム化・約14%軽量化
  • NPU AIプロセッサーによるクリアな通話品質

 

スペック上の数字だけでも初代からの進化が伝わりますが、実際に使ってみると数字以上の良さも感じられました。

 

デザイン・外観

アクセサリー感覚で持ち歩けるデザイン

第一印象は「おしゃれで質感が高い」の一言。休日にそのまま装着して出かけたくなるような、かわいさと上品さを兼ね備えています。
今回はブラックを購入しましたが、全4色展開なので自分の好みやファッションに合わせて選べます。

 

装着した姿もアクセサリーとして自然に馴染み、服装を選ばない点も魅力です。

 

イヤーカフ型はどれも似たようなデザインに見えがちですが、HUAWEI FreeClip 2はSONY LinkBuds Clipと比べてみても、塗装の艶感や仕上がりの上質さで一歩上を行く印象でした。
ただし、ドライバーとコントロール部をつなぐC-bridgeのデザインは、HUAWEI FreeClip(初代)の方が統一感があったと感じます。ここは好みが分かれるポイントかもしれません。

 

身につけて出かけたくなりそうなデザイン

 

ケースのサイズ感

ケースは非常にコンパクトです。AirPods Pro 3のケースより幅が小さく、手が小さい方でも握りやすいサイズ感です。

 

この小ささを実現しているのは、イヤホンを縦向きに収納する独自の設計によるもの。相対的に厚みはありますが、それを上回るコンパクトさが際立ちます。さらに、このサイズでワイヤレス充電に対応しているのは素直に驚きました。

 

また、イヤホンの左右はケースから取り出した際に自動認識されます。収納時も左右を気にせず入れられるため、使い勝手が非常にいいです。

 

一点気になったのは、カラーによってケースの仕上げが異なること。ブルーとホワイトにはデニムテクスチャーが採用されていますが、ブラックとローズゴールドにはサラサラとした表面仕上げのみ。ブラックを購入した身としては、少し特別感に欠けると感じました。

 

ケースが小さい秘密はイヤホンの収納方法にありました

 

装着感

装着感はかなり優秀です。

 

実際につけてみると、耳に挟まれているような違和感がほとんどなく、気づいたらつけていることを忘れるくらいの自然さ。一日中装着していても疲れにくいので、仕事中や家事中など、長時間の「ながら使い」にも向いています。

 

ただし、Shokz OpenDots ONEなどのしっかりホールドされる感覚を好む方には、やや緩く感じるかもしれません。フィット感の強さで言えば、人によって好みが出るポイントです。

 

耳が全然痛くならない装着感

 

使用レビュー:屋外ランニングで試してみた

50分ほどのランニングで使用しましたが、走り終えた後も耳への違和感はゼロでした。5.1gという軽さと適度なホールド感のおかげで、耳への負担をほとんど感じません。

 

以前使っていたShokz OpenDots ONEは挟まれ感が強く、走り終えた後も耳が痛くなることがあって使用をやめた経緯があります。同じような悩みを抱えている方には、HUAWEI FreeClip 2は有力な選択肢になると思います。

 

耳を塞がない構造なので、周囲の音が自然に聞こえる安心感もあります。音量を控えめにしても音楽をしっかり楽しめるのは、ランニング中には特にありがたいポイントです。

一方で、走りながらのタップ・スワイプ操作はやや難しかったです。操作はスマートフォンやスマートウォッチから行う方がストレスなく使えます。

 

スワイプによる音量調整機能については、HUAWEI FreeClip(初代)では汗による濡れた髪の毛が触れて意図せず音量が変わってしまうことがありました。今後暖かい季節になったら改めて検証し、情報を共有します。

 

音質レビュー

第一印象

最初に感じたのは、クリアで解像感の高い音。ひとことで言うと「スッキリしているが、低音もしっかり出る」印象です。

 

試聴環境

  • iPhone17 Pro MAX
  • Apple Music:HANA、米津玄師、Ado、GLAY、ビリーアイリッシュ

 

HUAWEI FreeClip(初代)と比べて低音域が強化され、音楽をもっと聴きたくなるような楽しさが加わりました。これはデュアルダイアフラム音響ユニットによる恩恵だと感じます。

ただし、高音域や女性ボーカルが多用される楽曲では、2kHz付近にピークがあるように感じられ、しぃやきぃの「ぃ」の音が少しキツく耳に残ることがありました。

 

音質についてはイコライザー調整前の印象になります。

 

低音が強化され音楽がさらに楽しめるようになりました

 

低音

低音は締まりがあってタイトな印象です。ビリー・アイリッシュの「bad guy」のようなイントロは、重すぎず疲れにくい低音が楽しめます。キックの力強さよりも、ベースラインを追いやすい「ノリやすい低音」という感じ。

 

サブベースの量感はイヤーカフ型の限界もあって控えめですが、全体のバランスは崩れていません。低音好きにも一定の満足感を与えてくれる仕上がりです。

 

中音

中音は特にギターの鳴り方が印象的でした。低音強化の恩恵でエレキギターがよりエネルギッシュに聴こえます。

ボーカルの距離感は自然ですが、アーティストによってはキツさが出ることも。その場合はアプリのイコライザーで調整すると改善できます。

 

J-POPやアニソンとの相性が特に良く、音量を上げるほどボーカルが前に出てきて、好きなアーティストをより身近に感じられる聴き心地です。

 

高音

高音は明るく華やかな印象。シンバルやストリングスにほどよいエッジがあり、音楽に彩りを加えてくれます。

GLAY「BETTY BLUE」ではシンバルの力強さが印象に残る曲ですが、力強さは控えめに感じました。

 

全体的には鋭さを抑えたチューニングで、長時間聴いても疲れにくい設計になっています。

 

音場・定位感・分離感

音場はほどよい広さで、左右への広がりは十分。ただし、高さ方向の広がりはもう少し欲しいと感じました。

 

定位感については、オープン型特有の音の拡散感があり、やや曖昧に感じる場面も。これはイヤーカフ型の構造上の特性でもあります。
その代わり、開放感があって長時間聴いても疲れにくく、外の音と音楽が自然に調和するので、ランニング中のながら聴きには最適です。

 

どんな音楽と相性がいい?

低音が活きる楽曲との相性が特に良いです。

ビリー・アイリッシュのようにシンプルな音構成で低音が心地よく伝わる楽曲では、このイヤホンの良さが際立ちます。また、ボーカルも聴き取りやすいので、J-POPやアニソンも非常に相性が良く、普段聴いている音楽をさらに楽しめると思います。

 

おすすめのイコライザー設定

デフォルトの音でボーカルのキツさが気になった場合は、イコライザーで調整することをおすすめします。実際に僕が使っている設定がこちらです。

 

ボーカルのキツさを抑えたイコライザー調整

 

このくらい調整するだけでボーカルのキツさがやわらぎ、全体のバランスが整いました。アプリからすぐに設定できるので、ぜひ試してみてください。

 

操作性・接続性・アプリ

操作性

操作はシンプルでわかりやすく、タッチの反応も良好です。操作時の返答音もApple製品を連想させる心地よいもので、こういった細部の作り込みが品質の高さにつながっていると感じます。

 

マルチポイント接続(2台同時接続)

iOSとAndroid、Windowsを含め、最大2台のデバイスに同時接続できます。

 

デバイス間の切り替えもスムーズで、ランニング前にiPhoneからApple Watchへ音楽再生を切り替えた際も、違和感なくシームレスに切り替わりました。屋外ランニングはスマートウォッチのみを身につけスマートフォンは家に置いていく場合など、スマートウォッチとスマートフォンを使い分けている方にはうれしい機能です。

 

マルチポイントの接続はアプリからも確認できます

 

接続安定性

接続安定性も問題なし。Apple Watchとの接続でランニング中に途切れることはありませんでした。HUAWEI FreeClip(初代)では大阪駅のような混雑した場所でも安定していたので、FreeClip 2でも同様の安定感が期待できます。

 

アプリ

アプリにはEQ調整・タッチ操作カスタマイズ・マルチポイント接続など必要な機能がしっかり揃っています。タッチ操作の練習モードもあるので、初めて使う方でもスムーズに使い方をマスターできます。

 

バッテリー持ち

バッテリー持ちは十分な印象です。

1時間で約10%

検証環境

  • 端末:iPhone 17 Pro MAX
  • サウンド効果:デフォルト
  • Apple Music:邦楽ヒッツ・トゥデイ

結果

  • 1時間:100% → 90%(約10%消費)
  • 2時間:90% → 80%

 

1時間あたり約10%の消費で、公式スペックのイヤホン単体約9時間という数値に近い結果でした。ケース込みでは最大約38時間使用できるので、スポーツ・仕事・家事など長時間の利用でも十分に使えるバッテリー容量です。

 

SONY LinkBuds Clipと比較してどう?

HUAWEI FreeClip 2はデザインと装着感に強みがあり、SONY LinkBuds Clipはよりナチュラルな音質が魅力です。

 

どちらが合うかは、何を重視するかによって変わります。

  • HUAWEI FreeClip 2が向いている人:外出時もアクセサリー感覚で気分を上げながら使いたい方
  • SONY LinkBuds Clipが向いている人:イヤーカフ型でも音質を優先したい方

 

www.es-times.com

 

簡単にまとめると

良かったところ・気になったところ

良かったところ

  • 質感が高く、アクセサリーとして映えるデザイン
  • 長時間つけても違和感がない軽い装着感
  • イコライザーで自分好みに調整できる音質
  • ポケットに入るコンパクトなケース(ワイヤレス充電対応)
  • 2台同時接続でデバイス間のスムーズな切り替えが可能

気になったところ

  • カラーによってケースの仕上げが異なる
  • デフォルトの状態では、ボーカルにキツさを感じる楽曲がある

いずれも致命的な欠点というよりは、人によって気になる程度の話です。

 

こんな人におすすめ

  • スポーツやランニング向けのイヤホンを探している
  • 一日中装着していても疲れにくいイヤホンが欲しい
  • イヤーカフ型でも音楽をしっかり楽しみたい
  • イヤホンをファッションの一部として取り入れたい
  • 2台のデバイスをシームレスに使い分けたい
  • 荷物になりにくいコンパクトなケースを重視している

逆に、しっかりとしたホールド感を求める方は、他のモデルも比較検討することをおすすめします。

 

まとめ

HUAWEI FreeClip 2は、HUAWEI FreeClip(初代)からの進化をしっかりと感じられる完成度の高いイヤーカフ型イヤホンです。

 

装着感・デザイン・音質のバランスが良く、毎日使いたくなる魅力があります。特にスポーツシーンでの使いやすさは折り紙付きで、ランニングなどアクティブな使い方をしたい方には自信を持っておすすめできます。

ホールド感の強さを重視する方は比較検討の余地がありますが、デザインから音質まで含めたトータルの完成度は、イヤーカフ型の中でもトップクラスだと感じました。

 

気になっている方は、ぜひチェックしてみてください。