こんにちは!エスです。
ワイヤレスイヤホンを購入する時にスペックを調べると思います。
スペックで気になる項目の一つが"Bluetoothバージョン"だと思います。
あなたの持っているiPhoneのBluetoothバージョンは?
iPhoneとワイヤレスイヤホンのBluetoothバージョンに互換性はあるのか?
互換性と書くと「どのワイヤレスイヤホンなら購入しても問題ないの?」と疑問がでますよね。
BluetoothのバージョンによりiPhoneで使えるのか使えないのか調べましたので、参考にしていただければと思います。
また、歴代iPhoneのBluetoothバージョンの一覧を掲載しています。
- iPhoneで使えるワイヤレスイヤホン
- 日本で販売されたiPhoneのBluetoothバージョン
- Bluetoothの歴史
- Bluetoothの互換性について
- Bluetoothプロファイルとは
- Bluetoothバージョンによって音の違いは
- まとめ
iPhoneで使えるワイヤレスイヤホン
結論からいいますと、
iPhone 4S以降のiPhoneを使用している方は、ワイヤレスイヤホンの選択はほぼ気にしなくても良い
です。
好みのワイヤレスイヤホンを購入してください。
古いワイヤレスイヤホンでないと対応していません。
これにはiPhoneのBluetoothバージョンが関わってきます。
一覧表を作成しましたので、iPhoneのBluetoothバージョンを見てみましょう。
日本で販売されたiPhoneのBluetoothバージョン
歴代iPhoneのBluetoothバージョンを一覧にしました。
日本で販売されたiPhone 3G以降のBluetoothバージョン一覧です。
Bluetoothのバージョンは3.0以前と4.0以降の互換性が基本的にありません。
iPhoneの場合iPhone 4S以降でしたら、現在発売されているワイヤレスイヤホンに対応しています。
iPhone 4を使用している方は、Bluetoothバージョン 3.0以前のワイヤレスイヤホンを使用しましょう。
ソニーのMDR-EX31BNがBluetoothバージョン 3.0になります。
発売が2013年とかなり前になりますが、2021年現在も販売されています。
10年以上前に誕生した規格になりますので、今後はワイヤレスイヤホンでは採用されないでしょう。
Bluetoothの歴史
Bluetoothの発表年・バージョンと機能を一覧にしました。
1999年にBluetoothが誕生しました。
その後、たび重なるアップデートにより機能が追加されていきました。
2021年現在、最新のBluetoothバージョンは5.2になります。
Bluetoothの互換性について
上記でも紹介しましたが、
Bluetoothバージョン3.0以前と4.0以降には基本的には互換性がありません。
ただし、Bluetoothのロゴに『Bluetooth SMART READY』の文字があれば、例外的に互換性が確保されています。
<なぜ互換性がない?>
Bluetoothバージョン3.0から4.0へ変わる時に『Bluetooth Low Energy(BLE)』が追加されました。
Bluetoothバージョン3.0が『Bluetooth Low Energy(BLE)』の通信に対応していないので基本的には互換性がないのです。
Bluetoothバージョン3.0(HS)では通信速度が大幅に向上しました。
Bluetoothを使用した通信機器は、マウスやキーボードなどの通信速度は低速なものが多く、通信速度の必要ないケースが多かったのです。
そこで通信速度を落とし省電力化された規格がBluetoothバージョン4.0(BLE)でした。
Bluetoothを使う上で必要になるものにプロファイルがあります。
Bluetoothプロファイルとは
プロファイルとは
プロファイルとは、通信する機器同士が共通した操作などを双方が行うルールです。
例えば、ワイヤレスヘッドセットを利用して、ハンズフリーで会話をするにはHFPのプロファイルが必要です。
ワイヤレスヘッドセットと携帯電話を用意してBluetooth接続します。
この場合にはルールが成立しません。
よってハンズフリー機能を使うことができないのです。
このように機器同士に共通したプロファイルを持っていないと機能を使うことができません。
ワイヤレスイヤホンの主なプロファイル
ワイヤレスイヤホンに搭載されている主なBluetoothプロファイルと機能一覧です。
Bluetoothプロファイル
ワイヤレスイヤホンのスペックには、Bluetoothプロファイルの項目が必ず記載されています。
一覧にある4つのプロファイルは、ワイヤレスイヤホンにほぼ入っているBluetoothプロファイルです。
A2DPはステレオ再生で音楽を聴く。
HFPはHSPの上位互換でありHSPに加え、電話の発着信に対応したプロファイルです。
ヘッドセットとしてのハンズフリー機能をコントロールするプロファイルになります。
ワイヤレスイヤホンはスマートフォンやナビとの接続を考えて、ヘッドセットとしても使用できるようになっています。
ですので、BluetoothプロファイルのHFP・HSPが搭載されています。
iPhoneのBluetoothコーデックからおすすめワイヤレスイヤホンを選びました。
参考ください。
Bluetoothバージョンによって音の違いは
Bluetoothのバージョン違いで音の変化はありません。
Bluetoothのバージョンが新しいほど音が良いとなれば、特にオーディオメーカーは最新のバージョンに対応させてメリットを得ようとするでしょう。
例えば2021年6月に発売されたB&W PI7のBluetoothバージョンは5.0です。
5.0といえば2016年に発表されています。
2021年のBluetooth最新バージョンは5.2です。
このことからもバージョンを最新にするメリットがないとの判断になっています。
iPhone 12シリーズではBluetoothバージョン5.0なので、ワイヤレスイヤホンのBluetoothバージョン5.2でも5.0に下位互換されます。
現状、Bluetoothのバージョンによる音の違いを気にすることはないです。
まとめ
iPhoneでワイヤレスイヤホンを使用する時は、iPhone 4以前と4S以降により使えるワイヤレスイヤホンが変わります。
iPhone 4以前を使っている方は『ソニーのMDR-EX31BN』をおすすめします。
iPhone 4S以降のiPhoneは、現在販売されているワイヤレスイヤホンは問題なく使用できます。
もちろん最新で話題のワイヤレスイヤホンも使用可能です。
音質はBluetoothのバージョンで変わることはありません。
好みの音で見た目がお気に入りのワイヤレスイヤホンを購入しましょう。
以上、「BluetoothバージョンでみるiPhoneのワイヤレスイヤホン選び」でした。