こんにちは!エスです。
ノートパソコンを使う上で、多くの方が利用しているUSBハブ。しかし、ハブだけでなく充電器も併用したいと考えている方も多いのではないでしょうか?
デスク上にハブと充電器をそれぞれ設置するより、一つにまとまっている方が効率的で、デスク周りもスッキリします。
今回は、そんなニーズに応える Anker Prime ドッキングステーション (14-in-1, Dual Display, 160W) を紹介します。
ガジェット感あふれるデザインと高機能スペック
Anker Prime ドッキングステーション は、ハブ機能と本格的な充電機能を兼ね備えた製品です。
通常、電源搭載のドッキングステーションは充電機能も備えていますが、多くは PD20W 程度で、充電速度に不満を感じることが少なくありません。
そのため、多くのユーザーは別途充電器を用意する必要がありました。
しかし、本製品は 最大160Wの充電能力 を持ち、ノートパソコンや周辺機器の充電を1台で完結させることができます。充電機能はオマケではなく対等の機能です。
また、ハブとしての機能も優れており、
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4K/60Hzのデュアルディスプレイ対応
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10Gbpsの高速データ通信
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1Gbpsの有線LAN
など、多彩な拡張性を備えています。
ハブと充電器を分けて使用している方にとっては、デスク上がスッキリし、作業環境を整理できるメリットがあります。
充電機能も本格仕様
パッケージ
ノートパソコン接続用のUSBケーブルが付属されています。
インターフェース
Anker Prime ドッキングステーションのインターフェースは以下の通りです。
前面:
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データ通信用 (10Gbps): USB-C ×2、USB-A ×1
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充電用 (合計最大160W): USB-C ×2、USB-A ×1
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イヤホンジャック
背面:
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映像出力 (4K/60Hz対応): HDMI ×2
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有線LAN (1Gbps対応)
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データ通信用 (480Mbps): USB-A ×3
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USB-C アップストリームポート (10Gbps, 100W充電対応)
注意点:
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USB-C/A端子は映像出力に対応していません。
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データ通信用USBは充電には対応していません。
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充電用USBはデータ通信には対応していません。
ノートパソコン側が USB 3.2 Gen2 (10Gbps) に対応していることが前提 となるので、接続するデバイスの仕様も確認が必要です。
上部には電源ボタンが配置されています。
電源を切ることで液晶も消えるので電気代の無駄を省くことができます。
ただし、充電開始時に自動で液晶が表示されます。充電中の液晶画面のオフはできません。
液晶ディスプレイで充電状況を可視化
このドッキングステーションには 液晶ディスプレイが搭載 されています。
グラフィカルなメーター風のデザインは、単なる機能だけでなく 所有欲をくすぐる 作りになっています。サイバー感があってガジェット好きな方にはぜひ使ってみて欲しいです。
また、リアルタイムで充電状況を確認できるため、
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供給電力の安定性を把握できる
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充電が完了しないトラブルを回避できる
といったメリットもあります。
充電しているはずなのに実は不具合がって充電が終わらない・アンペアとボルトのマッチングにより見せかけの充電になっているなど、充電トラブルを経験された方も多いのではないでしょうか。
本製品は充電状況が見えるので、過去トラブルに遭った方も安心して利用することができます。
USB端子ごとに データ用と充電用が明確に分かれている ため、
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定位置を決めて接続しやすい
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無駄な抜き差しを減らせる
という点も使いやすさを向上させています。
充電のみを使いたい場合は、ノートパソコンと接続する必要はなく充電器単体としても利用することができます。「充電がメイン、ハブ機能はサブ」だとしてもこのガジェット感に惹かれ設置することでも満足感を感じられますよね。
本製品を使うことで机の上がスッキリします。それに加えてまずメータ風のグラフィカルなデザイン、そして充電が見える化できることの確実性。
デザインと安心感も備えたことで、よりおすすめできる魅力的な製品となっています。
2画面拡張でゲームも快適に
本製品には HDMI端子が2基 搭載されており、4K/60Hzのデュアルディスプレイ出力 が可能です。
作業効率を上げたい人はもちろん、ゲーム配信者にも適しています。
Windowsの場合は2画面の拡張はできますが、Macの場合は2画面は同じ画面になります。
例:
Windowsノート A+モニター B+モニター C→A・B・Cの3画面の拡張が可能
Macbook Pro A+モニター B+モニター C→AとBCの2画面のみ可能
メーカーや購入ページには4k/60Hzの記載のみ。他の環境ではどうかと気になるかと思います。今回は手持ちの環境を利用し、4Kではない場合の解像度、フレームレートを検証してみました。
HDMI2.0の仕様上、WQHDでは 最大144Hz まで対応ですが120Hzに制限されました。
ポイント:
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ハンドヘルドPCとの相性が良く、自宅では外部モニター接続で快適に使用可能
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有線LAN(1Gbps)にも対応し、安定したネット環境を構築できる
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周辺機器 (マウス・キーボード・ヘッドセット) も快適に接続
気になるポイント
1. 映像出力の弱点
本製品の映像出力は HDMI 2.0のみ で、
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4K/120Hzには対応していない
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USB-C映像出力が非対応
そのため、高リフレッシュレートを求めるユーザーには不満がでる かもしれません。RTX5000番台が出たことで、今後ノートパソコンでもフレームレートの向上が期待されますからね。
2. 140W充電非対応
本製品は 合計最大160Wの充電 に対応していますが、USB PD3.1 の 140W超高速充電には非対応 です。
充電端子単体での最大出力は 100W なので、現時点の最高出力を求めるユーザーには少し物足りない可能性があります。
まとめ
Anker Prime ドッキングステーション (14-in-1, Dual Display, 160W) は、ハブと充電器が一体化した便利なアイテムです。
良かったところ
- ハブと充電を一本化できるため、デスクをスッキリ整理できる
- 4K/60Hzデュアルディスプレイ、10Gbpsデータ転送、有線LAN対応で拡張性抜群
- 160Wの高出力で複数デバイスを充電可能
- リアルタイムで充電状況を確認できる液晶ディスプレイ搭載
気になるところ
- HDMI2.0のみで4K/120Hz出力が不可
- 140W充電には非対応
総合的に見て、 デスクをスッキリまとめたい方、拡張性と充電機能を両立させたい方に最適なドッキングステーション です。
デザインと液晶のまとまり方はガジェット好きな方の心の琴線に触れそうですね。
ハブ機能と充電機能を一本化して無駄を省いて自分流のデスクにしていきましょう。