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LinkBuds Clipは買い?イヤーカフ型で快適に『つけっぱなし』できるSONYの答えをレビュー

SONY LinkBuds Clip

こんにちは!エスです。

 

最近、イヤーカフ型のワイヤレスイヤホンを見かける機会が増えたと思いませんか? 

耳に挟むだけのシンプルな装着で、外の音が自然に聞こえる安心感。だから場所や場面を選ばず使えて、『つけっぱなし』で過ごしやすいのが魅力です。

 

そんなイヤーカフ型ですが、「SONYのイヤーカフ型が欲しい」と待っていた方も多かったはず。 

今回、待望のSONYからイヤーカフ型ワイヤレスイヤホン『LinkBuds Clip』が発売されたので、実際に使ってみた感想をまとめます。

 

使ってみて感心したことが、LinkBuds Clipは、バンド部タップが安定していて操作ミスが減るのが大きな強みであること、リスニングモード(スタンダード/ボイスブースト/音漏れ低減)もあり、環境に合わせて『使い方を切り替えられる』のがSONYらしいポイントでした。

 

一方で、リアハウジングが大きめで装着感は相性が出る可能性があります。 
今回は装着性・操作性・音質・ランニングでの使い勝手までレビューしていきます。

 

LinkBuds Clipのスペック

LinkBuds Clip仕様(参考)

項目

内容

ドライバー

10.0mm

重量

イヤホン片耳 約6.4g、ケース 約42g

連続再生(本体)

最大 約9時間

連続再生(ケース込み)

最大 約37時間(本体9時間+ケース約28時間)

対応コーデック

SBC / AAC

Bluetoothバージョン

5.3

防塵防水性能

IPX4

クイック充電

3分充電で約1時間再生

充電方法

USB Type-C(ワイヤレス充電は非対応)

カラー

ラベンダー、グレージュ、グリーン、ブラック

再生時間はDSEE、イコライザーがOFFの設定時、その他機能が初期設定時です。

ツヤツヤしたケースは指紋が目立つ

 

AirPods Pro 3のレビューもあります

www.es-times.com

 

フレグランスのような快適な装着性

『音のフレグランス』と商品に銘打ったLinkBuds Clip。

その答えはソニーらしく、一日中装着できる仕組みが用意されていました。

装着してみました

耳への装着性と外部音が聞こえる安心感は、イヤーカフ型ならではのもの。耳への装着感は人によりけりになりますが、イヤホンの形の中では負担がかなり小さい部類でしょう。

 

そしてSONYは4色のカラーと、シーンに合わせた音設定の切り替えに対応。

カラーはブラックを選びました

好みの色を選べるだけでなく、どんな場面でもスムーズに環境対応できる柔軟性を持ち合わせたことで、心地よいフレグランスのようなワイヤレスイヤホンに仕上がっている印象です。

 

さらに、充電ケースがアクセサリーケースのよう。開くとイヤホンが『本当のアクセサリー』みたいに収納されている雰囲気があり、トータルでコーディネートされています。

 

リスニングモードを使ってみました

LinkBuds Clipには環境に応じて音の出方を切り替えられるリスニングモードが搭載されています。

  • 普段 → スタンダード

  • 電車など周りが騒がしい → ボイスブースト

  • 周囲に気を使う場所 → 音漏れ低減

 

基本は音質が一番良いスタンダード。環境によって棲み分けを行える機能がリスニングモードになります。

ボイスブーストは中高音域を上げる方向、音漏れ低減は中高音域を下げる方向で音調整が入っています。

 

ボイスブースト:動画利用に

ボイスブーストは動画での利用が適しています。

音楽を聴いてみると、男性女性問わずアイドルのボーカルが主の楽曲ではボーカルがキツくなり疲れると感じました。

 

ですが、騒がしい街中で待ち合わせの隙間時間に動画を見る場合などでは、声が聞こえやすくなり活躍してくれます。
ワイルドスピードX3の序盤にあるドリフトシーンでは、低音が薄くなります(外ではそもそも聞き取り辛いですね)が、スキール音や声が非常に聞き取りやすくなりました。声が聞こえやすいのでストーリは追いやすく有効でした。

 

音漏れ低減:シャカシャカ音を抑えるモード

音漏れ低減は中高音域が減衰します。

効果としては『シャカシャカ音を抑える』モードです。イヤホンからは主に中高音域が音漏れしやすいので、そこが結構下げられています。ボーカル(声)も下がるので、とっさに周囲に気を使う場合や場所では活躍します(再生を停止するのが一番だとは思いますが……)。

 

音漏れ低減のイメージは、電車内で常にシャカシャカした音が聞こえてきたことはありませんか?これはEarpodsなどのインナーイヤー型であるためです。耳との間に隙間があるから音漏れが発生し、シャカシャカ音が漏れてきます。イヤーカフ型も耳との間に隙間があり、音量を上げるとシャカシャカ音が外に漏れます。

このシャカシャカ音の音域を意図的に抑えます。これにより周囲には非常に有効に働きます。

 

切り替えに工夫が欲しいかも

気になるのは使い方。

リスニングモードは左イヤホンを2タップして順番に切り替わっていきます。(アプリからも切り替えはできますが、余計に手間になるので基本的にはイヤホンからの操作になると思います)

 

例えばスタンダードから音漏れ低減に切り替えるには、ボイスブーストを通して音漏れ低減に切り替えることに。2ステップ(2タップを2回)必要で少し面倒に感じます。アプリでは一発で選べますが、アプリを開いてから切り替える方が面倒ですからね。

イヤーカフでも妥協しないSONYのこだわりが詰まった音質

イヤーカフ型の特徴は、イヤホンをつけっぱなしで過ごせる安全と快適性。

SONYはそれに加えて、ここぞといった時に利用できるリスニングモードを搭載しました。気になるところもありますが、騒がしい環境でもしっかりと声を届けてくれる機能は非常に利用価値の高いものでしょう。

 

デザインと操作性

非常にシンプルなデザイン

LinkBuds Clipのデザインは正直チープと感じるほどにシンプル。

イヤホン部とリアハウジング部がテカテカしていて、おもちゃみたいと感じてしまう人もいるかもしれません。スタイリッシュなSONYといった『らしさ』は、見た目だけだと薄い印象です。

 

ただ、イヤホン部とリアハウジング部を繋ぐバンド部分が何故か引っかかる。

「なんであんなに太いきしめんタイプを採用したのか?」と思ったのですが、使っているうちに操作性の良さに気がつきました。さすがSONYだと感心。

 

LinkBuds Clipはバンド部分(または本体)をタップして操作するのですが、この太さが操作性に対して重要だったんだなと理解することになりました。

 

また、LinkBudsシリーズでお馴染みのケースカバーが別売りされています。

カバーを装着すると見た目の変更だけではなく、傷や指紋防止にもなるので、いつまでも綺麗なままで使えます。

 

純正の評判が少し微妙ですが参考に。

 

ランニングで使ってみました

操作性の良さを実感

僕はイヤーカフ型ワイヤレスイヤホンを装着してランニングをしています。

 

ランニング中に雰囲気に合わない曲が続くと、イヤホンを操作して次の曲へスキップ。ですが、走っているとどうしてもタップ操作が安定しなくてミスの発生が多くあります。これが結構ストレスで…

 

ですが、LinkBuds Clipは他のイヤーカフ型より安定した操作ができるんです。

操作方法はバンド部分をタップすること。

SONYはこの太さと感度のバランスがよく、他メーカーよりも操作ミスが大きく減りストレスになりにくいんです。

このバンドの太さだからこそ操作がしやすい



「あれ、操作しやすいな」と不意に思った瞬間に、バンドの太さと硬さが重要だったんだなーと、ランニングしながら思ったんです。

 

ウォーキングや家事などで利用するときには、ほぼ思った通りの操作ができます。

デザインはもう少し工夫は欲しいとは感じましたが、操作性の良さは他のイヤーカフ型よりも安定していると思うとSONYの狙いに凄さが見えてきました。

 

 

安定した装着性だが、少しの違和感が残る

やや挟まれている感はありますが、装着性は良好でした。

イヤーカフ型ワイヤレスイヤホンを利用したことがある方で、耳から外れそうになる経験をした方には、ちょうどいいバランスになっています。さらに付属のフィッティングクッションでより確実な装着性を得ることができます。

右がフィッティングクッションを付けた場合です

僕の場合は常に異物感を感じたため、フィッティングクッションの使用はしなくてもいいかな、という印象。

家事でも散歩でも外れそうになることもなく安定していました。これなら長時間装着しても安心して自然に過ごせます。

 

ただ気になったことが2点あります。

  • リアハウジング部が大きいこと

  • バンド部の硬さにより、グイグイ押し込まないと装着しにくいと感じたこと

 

これは耳の形によるとも思いますので参考に。

 

リアハウジング部が大きいことで、ランニング後に痛みまではいきませんが違和感が残りました。

例えば下の写真のように HUAWEI FreeClip2 と比べると大きいことがわかりやすいと思います。

左LinkBuds Clip、右FreeClip 2

耳の形や好みに応じて使えるフィッティングクッションは、他のイヤーカフ型にはないアイデアで、耳から外れやすい方にとって悩みの解決にもなるでしょう。

 

リアハウジング部の大きさがLinkBuds Clipの装着感に左右されるかも?

装着の安定性は担保されますが、ランニング後の違和感には個人の良し悪しが出てきそうです。それも慣れていくかもれませんね。

 

イヤーカフ型の定番機種Bose Ultra Open Earbudsのレビューもあります。

www.es-times.com

 

音楽を聴いてみました

LinkBuds Clipの音は、解像感が高く繋がりが良い、暖かめの音だと感じました。

フラット傾向でアタックの強さはそこまで感じません。どちらかというと、ビリー・アイリッシュの「HIT ME HARD AND SOFT」のように中低音域が充実している楽曲が相性良く感じました。

 

試聴環境
  • 一般的な部屋

  • iPhone Air(コーデック:AAC)

  • Apple Music:邦楽ヒッツ・トゥデイ

  • Qobuz:GLAY(購入した楽曲)・ビリー・アイリッシュ

 

高音域ではシンバルの響きがあり、伸びます。金属感のある音も特徴です。

音の出方は控えめですが、GLAYのBETTY BLUEでのクラッシュシンバルでは粒立ちの良さと響きで存在感を感じさせることもありました。

ボーカルは適度な大きさです。前に出ることはありませんが、解像感の高さにより音が団子にならず聴き取りやすいです。またコーラスが聴こえやすいことには感心しました。

 

LinkBuds Clipではボーカルは聴かせどころになります。

ビリー・アイリッシュの「ワイルドフラワー」の空間の響きは気持ちいいです。

 

中(高)音域がメインの音域になり、やや強く音が出ています。

力強さは感じませんが、音はスッキリしているのでギターはよく聴こえます。アコースティックギターの弾き語りなどはリラックスして楽しめますね。このボーカルを含めた音域が、長時間音楽を楽しめる音作りのポイントでしょう。

 

低音域はイヤホンの性質上、量感が出ません。キックはドンっとは来ないし、サブベースは出ません。

ですが、分離感がよくベースはメロディを追いやすいです。イヤーカフ型なのにこれは優秀です。

最近のイヤーカフ型は自動的に左右を認識しますが、音質にこだわるため右と左が分かれています

イヤーカフ型では低音域は割り切りが必要ですが、ベースの聴こえ方で音楽の楽しみは十分だとも思えました。

 

音場の広さは左右は普通、上下は狭い、奥行きはややあるか普通くらいです。もう少し高さが欲しいとは思います。

音の定位は分かりやすく、開放型なのに優秀でした。

 

LinkBuds Clipはイヤーカフ型ですが、音が自然で長時間の音楽鑑賞にも向いています。

力強さはありませんが、押さえるところは押さえている音で、イヤーカフ型でも色々な音楽を楽しみたい方にはおすすめです。

 

再生時間を検証

再生時間を検証しました。

 

再生環境
  • iPhone Air

  • リスニングモード:スタンダード

  • イコライザー:OFF

  • DSEE:AUTO

  • Bluetooth接続品質:音質優先

  • Apple Music:邦楽ヒッツ・トゥデイ

 

検証しました。音量は少し大きめにしています

バッテリー消費

再生時間

残量

消費

1時間

91%

-9%

2時間

76%

-24%

 

1時間後は9%の消費、2時間後は15%の消費から、再生する楽曲でDSEEによるバッテリー消費が異なりそうです。

 

気になるポイント / 良いポイント

気になるポイント

  • ケースのワイヤレス充電は非対応

  • ケースに指紋がつきやすい(SONYからカバーも出ている)

  • リアハウジングが大きく、スポーツ後には違和感が残るかも

  • リスニングモードの切り替えが「順番式」で2ステップ必要な場面がある

 

良いポイント

  • イヤーカフ型だが心地よい音質で、長時間リスニングできる

  • 独自のリスニングモードが搭載され、環境に左右されにくい

  • 装着の不安が解消される独自のフィッティングクッションが付属

  • バンド部タップが安定していて、ランニング中でも操作ミスが減る

 

まとめ

イヤーカフ型の魅力は、『つけっぱなしで過ごせる安全と快適性』だと思っています。

LinkBuds ClipはそこにSONYらしく、シーンに合わせて音を切り替えられるリスニングモードと、バンド部タップによる操作性の安定を足してきました。

 

特に僕はランニングでイヤホンを操作することが多いのですが、走りながらのタップミスが減ったのはかなり大きいポイントでした。

「イヤーカフ型って便利だけど、操作が不安定でストレス」という人には、LinkBuds Clipはいい感じに使えると思います。

 

一方で、リアハウジング部が大きめで耳の形によっては相性が出そうです。僕の場合はスポーツ後に違和感が残りました。ここは HUAWEI FreeClip2 と比べても分かりやすい差だったので、可能なら試着できると安心です。

 

音はイヤーカフ型らしく低音の量感は割り切りが必要ですが、解像感と繋がりが良く、暖かめで長時間聴きやすい音の出方。

ボーカルやコーラスが聴き取りやすく、開放型なのに定位が分かりやすいのも好印象でした。

 

「イヤーカフ型でも音楽をしっかり楽しみたい」

「外の音が自然に聞こえる安心感が欲しい」

「運動や家事でもストレスなく操作したい」

 

 

そんな人に、LinkBuds Clipはおすすめできるイヤホンです。

 

 

「WF-1000XM5ユーザーの私が、新型XM6に求めた『さらなる進化』とは?予約を決めた3つの理由」

XM5からの進化に期待

こんにちは、エスです。

 

いよいよSONYから待望のワイヤレスイヤホンWF-1000XM6の発売日が近づいてきました。

僕は前作WF-1000XM5のサイズ感が革命的で、XM4から25%サイズが小型化し悩みであった装着感が非常に良くなっていたことがとても嬉しかったんです。

だんだん大きくなるフラッグシップのサイズ。SONYは逆に小さくし耳の小さい方でも長時間使えるフィット感、そして温かみのある音はお気に入りでした。

 

今回のXM6は予約済み。発売が楽しみであると同時に期待したい部分を紹介していきます。

 

さらなる装着性への期待は?

XM6では形状がさらにブラッシュアップされ、外耳道への負担を減らす新設計が導入されるようです。これによりXM5で満足していた装着感がさらに安定するのかといった期待感があります。

装着性については、XM5で「小さくなっていいね」って感じた人が多いと思います。僕もその一人で、ここは期待通りでした。

だからXM6が前作以上になっているなら単純に嬉しい。

 

それともうひとつ、個人的に思っているのが女性ユーザーにも喜ばれる可能です。

完全ワイヤレスって、性能だけじゃなくて「装着の快適さ」がいちばんの選択理由になりがちで、耳が小さめの人ほど『合う合わない』が出てきます。

XM5で小型化が進んだ流れがXM6でさらに詰められていたら、選びやすさがグッと上がるはず。

 

また、僕はXM5では装着性の向上を目指し、イヤーピースをAZLA SednaEarfit MAXへ変更していました。XM6では新しい通気構造で交換の必要はあるのか、純正のままでも良好な装着性を保っているのか検証もしていきたいですね

 

XM5は好き。でも『毎日の小さなストレス』もあった

取り出し時に滑ることがあってヒヤッとすることも

XM5って、音もノイキャンも強いのに、サイズが小さくて「お、これなら長時間いけそう」って感じた人は多いと思います。僕もまさにそうでした。

 

でも、使い込むほど気になってくるのが些細なところ。

たとえば取り出し時に本体が滑ること。乾燥肌の僕は手にクリームを塗っているので毎回じゃないんですけど、忘れた頃に「つるっ」ってなるんですよね。落としはしないけど、気持ちがヒヤッとする。

XM6ではマットな質感になりケースからの取り出しやすさも気になります。毎日使う方は装着までの一連の動作は特に気になりますよね。

 

スペック表の数字以上に、この「日常の使い勝手」がどれだけ改善されているかに、一人のユーザーとして密かに期待しています。

 

ノイズキャンセリング性能は25%向上される

XM5から25%のノイキャン性能が向上される。

基本的に性能は十分で静かだったけど、スタバなどでは「人の声は聞こえてくるなぁ」と弱さなのか、あえてそうしているのかが気になりました。

 

XM6では『いつものスタバで会話がどれくらい消えるか期待』したいですね。

 

音質でいちばん期待しているのは「気持ちよさ」

音がどう変わったのかワクワクしますね

今回、僕がいちばんワクワクしているのは音です。

XM6は新しい高音質ノイズキャンセリングプロセッサー「QN3e」を搭載していて、処理速度が前世代比で約3倍、さらにDAC性能の向上やSN比の改善にも触れられています。

 

ここで僕が期待しているのは、ざっくり言うとこの2つ。

  • 音の輪郭がクリアになって、情報量が増える
  • ノイキャンの静けさが、音楽の気持ちよさに直結する

 

XM5の時点で十分に良かったのに、XM6では独自開発の専用設計ドライバーも採用されています。発表記事では、ドライバーのエッジ部分にノッチ形状を入れることで、高域の不要共振を抑えながら低域と高域を両立という話も出ていました。

この手の『音の出方そのもの』に効く改良は、スペック表より体感に出やすいのでかなり楽しみです。

 

気になるのは「モニター調になりすぎない?」の問題

XM6は、マスタリングエンジニアとの共創(監修)を前面に出しています。

これって言い換えると、「制作側の意図をより正確に」という方向に寄る可能性がありますよね。

もちろん、それ自体はすごく魅力です。

 

XM5はベースが心地よく、ボーカルが近い音で僕はとても好きな音でした。

 

僕が気になっているのは、

  • モニター調(硬め・冷た目)に寄らない?
  • XM5にあった温かみのある聴き心地はちゃんと継承される?

というところ。

僕は分析して聴くより、気持ちよく聴く時間のほうが多いので、温かさやノリやすさが残ってくれていると嬉しい。

 

大好きなGLAYのバンドサウンドを、さらに高い解像感で、かつ『熱量』を損なわずに届けてくれるのか。ここが私のレビューの最重要ポイントになりそうです。

 

XM5ユーザーがXM6で特にチェックしたい3項目

  1. 質感: マット加工で「ケースから取り出しにくい問題」は解決したか?
  2. 音の傾向: 「温かみのある低域」は、どう変わったか?
  3. ノイキャン: 「25%向上」は、カフェの話し声にどこまで通用するか?

 

さいごに

今のXM5に満足しているなら無理に買う必要はないかもしれません。購入しやすい価格になりましたし。でも、『取り出しにくさ』や『さらに一歩先の静寂』を求めるなら、私は買いだと判断して予約しました。

 

私は非常にワクワクした楽しみと期待を持って手に取りたいです。

 

 

TRN Starfishは買い?低音の広がりが動画・ゲームにもハマる有線イヤホン

TRN Starfish

こんにちは!エスです。

 

有線イヤホンって、ちょっとハードル高そうに見えませんか?

 

「スマホで聴けるの?」「ケーブル邪魔じゃない?」「どれを選べばいいの?」

そう思って、結局いつもワイヤレスに戻る。たぶん多くの人がこんなふうに感じているんじゃないかなと思います。

 

でも実は、有線は「音が良い」以前に、音楽が楽しくなる入口でもあります。

 

今回レビューするTRN「Starfish」は、難しいことを考えなくても、まず中低音の力強さで「おっ」と思わせてくれる一本。さらにギターの鳴りも元気で、バンド系の曲が気持ちいい。

 

「初めての有線、失敗したくない」人に向けて、Starfishの良いところ・気になるところを正直にまとめます。

※本記事はTRN様より製品提供を受けています。

 

TRN Starfishのスペック

コネクタはqdcタイプ
  • ドライバー:ダイナミックドライバー(ベリリウムコーティング12mm)

  • 周波数特性:20Hz–20kHz

  • 感度:112dB

  • インピーダンス:32Ω

  • プラグ:3.5mm / 4.4mm 交換式

  • コネクタ:qdcタイプ

  • ケーブル:1.2m ±3cm

  • 重量:約3.7g(本体)+22g(ケーブル)

  • 販売価格:約4,350円(2026/2/15現在)

 

初心者向け:接続のポイント

  • スマホで聴く場合:iPhoneなどのイヤホンジャックがない機種は、変換アダプタやドングルDACが必要

  • 4.4mmバランス接続:4.4mmはバランス接続対応の機器が必要。一般的な3.5mmジャックではなく4.4mmジャックになり、対応したドングルDACやDAPが必要

  • 迷ったらまずは3.5mmでOK。ですが、4.4mmを使いたい試したいとなりますよね。スマートフォンに接続できてお手軽に音質を求めるならHSE-AD03B-pnk(バランスピダック)はおすすめです。

  • リケーブル可能:ケーブルのコネクタはqdcタイプです。初めは純正で楽しみ、後々音の変化を試したい方は選択肢が広がります。

プラグは交換式。切り欠きに合わせて差し込むだけ

 

凛として時雨のピエール中野さんが監修したバランスピダック。質感も高くお手軽に4.4mmを楽しめます。4.4mmと3.5mmを間違って購入しないように型番HSE-AD03B-pnkの確認は必須です。

 

向いている人・向かない人

向いている人

  • 低音の量感や押し出しでノリ良く聴きたい

  • ロック/バンド系/J-POPが好き

  • 高音の刺さりが苦手で、疲れにくい音がいい

  • MacBookやPCでも気軽に使いたい

  • 動画・ゲームで臨場感を楽しみたい

 

向かない人

  • 高音の伸びや空気感を最優先したい

  • 分離感・超高解像・広大な音場が欲しい

  • タイトで速い低音が好み

 

デザインと装着性をチェック

ヒトデ×クリアが意外とクール

ベントがあり半開放型イヤホンでした

TRN Starfishはその名の通り、フェイスプレートにヒトデを模したデザインを採用しています。

 

よく見てみるとヒトデ型の周りにはベントがあり、なんと半開放型のイヤホン。音とデザインをうまく融合していたことに感心させられました。

 

また、耳に当たるシェル部はクリアで内部が見えます。12mmのダイナミックドライバーを搭載しているだけあり、ドーンと大型ドライバーが鎮座していることがよく分かります。

 

名前の通りヒトデを連想させるデザインですが、販売ページなどの画像で見るよりシルバーとブラックの装飾はクールで、安っぽくはありませんでした。

 

装着性を確認

シェルは大きく、ノズルが短いため装着しにくいと感じる方もいるかもしれません。

 

ですが、Starfishには3種類のイヤーピースが付属されています。

装着してもしっくりこないと感じたら、まずはそれぞれ試してみてください。

 

今回は私は final FUSION-G を利用してみました。社外品でも問題なく装着できています。

 

イヤーピースは出てくる音に対して非常に重要なアクセサリーです。

低音の出方や密閉感が変わるので、しっかり耳に合うものを選ぶことが重要です。

 

音質をチェック

豊かな低音に包まれる気持ちよさ重視

Starfishを聴いてみると、温かみのある低音が心地いいなと感じました。

解像感重視で音を『分析して聴く』というより、好きな音楽に浸る心地よさがあるタイプです。これはベリリウムコーティングによる12mmダイナミックドライバーによるものかなと想像します。

 

試聴環境

  • ONIX Tocata XM2
  • MacBook Pro
  • 3.5mmアンバランス

 

角に丸みのある音でキツさを感じることはありません。高音域の鋭さや華やかさを求める方には、違うイヤホンを選ぶ方が無難でしょう。

 

Starfishのプラグは交換式で3.5mm/4.4mmが付属されています。
私は3.5mmが音のまとまりがよく好みでした。

半透明で内部のダイナミックイヤホンを楽しめます

 

中低音域の力強さは、Starfishの分かりやすい魅力です。低音域の量感があり、音の芯は太く安定感を伴っています。

一方で、沈み込みの鋭さや締まりは少し甘さがあり、ここは価格なりの割り切りポイント。

ただ、そのぶん重厚感があって、サブベースなどの低音域を十分に楽しめます。

 

中音域は特徴的でエネルギッシュです。

第一印象から「エレキギターが熱いな」と感じたほどで、ロックやバンド系は気持ちよく楽しめそうです。

 

高音域は収まりが良い音。伸びはそれほどではないですが控えめになり、キツさはありません。

正直、もう少し力強さや響きが欲しいとも感じましたが、ここは価格を考えると仕方ないかな、と思いました。

 

分離感・解像感と音場の広さはウイークポイントになるかなと感じました。この辺りは上位機種に譲るしかありません。

上下左右の広さは控えめで、奥行きが少しある程度。

 

 

ただし、後述する動画・ゲーム用途では、この鳴り方がむしろハマりました。

 

動画・ゲームで試してみた

MacBook Proでゲームや動画を楽しめた

MacBook Proを使い動画やゲームで試したところ、臨場感を出す重低音がとても良かったです。ゲームは鳴潮(始めました)、動画はワイルドスピード・MFゴーストです。

Starfishの低音の広がりが非常にマッチしていて、迫力のある場面ほど一体感が増します。

 

耳の後ろから鳴るような低音が、水平に広がっていく感覚があり、映像との一体感を生んでいました。

結果として音場の広さを感じ、非常に楽しく没入できました。

 

「音場が広い=上位機」という話だけではなく、映像体験に向いた『低音の広がり方』いわゆるらしさ、っぽい感じ、があるんだなと再認識しました。

 

Noble Audio Khan(高価格)と比べるとどう?

上記のゲームや動画をMacBook Proで楽しんでいる時に手持ちのイヤホンはどうだ?と気になり比べてみました。
比較したイヤホンは Noble Audio Khan。価格が大きく違うので、あくまで参考として読んでください。

 

Noble Audio Khanの場合、BGMや効果音の粒立ち、空間の表現にリアリティを感じ、素晴らしいと思いました。が、音数が多く疲れることも。

 

対してStarfishには別方向の良さがあります。

Starfishの低音は、声や躍動感のあるBGMによる『映像とのマッチング』が良く、こちらの方が落ち着いて楽しめる良さがありました。

私自身はこれならStarfishの方がいいなと素直に感心した部分もあります。

 

もちろん総合力はKhanが上。でも「何を求めるか」で評価は変わります。

Starfishは、低音の気持ちよさで映像や音楽を楽しむ方向性がとくに強いイヤホンです。

 

MacBook Proとの相性

DAPもいいですが、個人的にはMacBook Proとの相性が良かった印象です。これは上記のゲームや動画を試聴している時に気がつきました。

 

作業しながら音楽を流す用途でも、Starfishの低音の土台がしっかりしているので、気持ちよくテンションを上げてくれました。

 

「DAPまではまだ…」という有線初心者でも入りやすいのは、Starfishの良いところだと思います。

 

まとめ

TRN Starfishは、中低音の力強さと、ギターが元気に鳴る中高域が魅力の『楽しく聴ける』イヤホンです。

一方で、高音の伸び・分離感・音場の広さは価格なりで、上位機のような解像感を求める人には物足りないかもしれません。

 

 

ただ、有線イヤホンが初めての人にとっては、難しいことを考えなくても「音楽ってこんなにノれるんだ」と感じられる一台。

さらにMacBook直でも音楽が楽しく、動画やゲーム用途でも臨場感が出る。『はじめての有線』の入口として、かなり分かりやすい楽しさがあると思いました。