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巻きつけるだけでOK!有線イヤホン収納がラクになるLEPIC IEM ClipBagレビュー

LEPIC IEM ClipBag

こんにちは!エスです。

 

季節が夏から秋へと移り、ようやく涼しくなってきましたね。
暑さで外に出るのが億劫だった日々も落ち着き、今では気分転換に散歩でもしようかな、なんて思えるようになりました。

 

そんな秋の始まりに紹介するのは、有線イヤホンの収納をぐっとラクにしてくれるアイテム。
LEPIC IEM ClipBagという、ちょっと懐かしさも感じさせる“巻きつけタイプ”のイヤホンケースです。

 

有線イヤホンの“ちょっと面倒”をラクにするケース

待ち合わせの合間にiPod

有線イヤホンで多くの人が感じるのがケーブルの取り回しの面倒さ
iPod全盛期、私もよく本体にくるっと巻きつけて片付けていたものです。駅のホームや待ち合わせ、時間が来たら巻きつけてカバンの中に。そんな風景がよみがえります。

 

ちょっと昔すぎるかな。あの頃を思い出す方はいますか?

 

LEPIC IEM ClipBagはそんな「巻きつけ収納」の記憶を思い出させながらも、現代のイヤホンに合わせた使いやすさをしっかり備えています。

 

LEPIC IEM ClipBagの主な特徴

調湿・抗菌・消臭!ACSシート内蔵

マグネットで閉じます

生地の内部にはACS(Air Control Sheet)という特殊なシートが搭載されており、

  • 湿度調整
  • 抗菌・防臭
  • 乾燥剤不要

といった機能が詰まっています。

 

お気に入りのイヤホンを万全の状態で保管できます。
大切なイヤホンだからこの機能性は非常に注目。乾燥剤が不要な点はうれしいポイントですね。

 

お手入れも簡単で、ドライヤーで温風を当てるだけです。ただし10cm以上離して乾燥させてください。近すぎると熱による破損に繋がります。

 

カラーは3色。ケーブルに合わせて選ぶのも楽しい

LEPIC IEM ClipBagは、

  • カーキ
  • ネイビー
  • ブラック

の3色展開。

 

参考に今回購入したブラックとカーキ。

シルバーのケーブルにブラック、ブラウンのケーブルにカーキを使って色を合わせてみました。

ブラックとカーキ

イメージに合いましたか?

写真をみてもブラックにシルバーのケーブルは映えますね。

 

イヤホンを守る設計。内部ポケットで接触防止

フラッグシップ級は入ってもケーブルに負担がかかりそう

LEPIC IEM ClipBagの内部には左右にポケットがあります。ポケットにイヤホンを分けて入れることでイヤホンの接触を防ぐことができます。

このため傷つき防止になり安心してイヤホンの収納ができます。

 

イヤホン同士が接触するカチャカチャした音。聞きたくない音ですが、気をつけてもやってしまう。

特に金属筐体のイヤホンを使っている方は「分かる!」と心の中でもうんうんと頷いているのではないでしょうか。

 

金属筐体は左右のイヤホンが接触することでも細かい傷がつきます。

お気に入りが傷ついていくところを見るとショック。ここにも傷が、、、と悲しくなっていきます。これ、もう味わなくていいんです。

 

 

大切に使っていきたいからこそこのケースはおすすめです。

ただし大型のイヤホンになると少し収納が難しいかも。耳掛け式のイヤホンは収納できてもプラグ部からケーブルにかけて負担になるかもしれません。

 

ケーブル収納は“巻きつけてポケットに差すだけ”

音楽を聴き終わった後はケーブルをケースに収納する。この収納で一番面倒に感じるのがケーブルの取り回し
癖によってぐちゃぐちゃになったり、イヤホンとプラグが当たらないように気を遣ったり…毎回のことなので、地味にストレスですよね。

外ポケットにプラグを差し込める

LEPIC IEM ClipBagはケースの外側に4つのポケットがあり、どの方向からでもプラグを差し込めるフリー設計。
上でも下でも、長さや向きを気にせず差し込めるので、ざっくり「巻きつけてポケットにIN!」で完了です。

 

ケーブルの長さもイヤホンを収納した時の向きも関係なく、最後のプラグの差し込みができます。ここも気軽なポイントです。

 

iPodを使っていた昔を思い出しながら、私はいつもLEPIC IEM ClipBagにイヤホンケーブルを巻きつけています。

いや、LEPIC IEM ClipBagを購入したからこそ当時を思い出しました。

 

カジュアルに、有線イヤホンをもっと楽しもう

LEPIC IEM ClipBagは、

  • イヤホンを雑に扱いたくない
  • ケーブルの収納に手間を感じている
  • サッとしまって持ち出したい

そんな方にぴったりの“カジュアルだけどしっかり守る”イヤホンケースです。

カラビナ付きでお出掛けにも

カラビナも付いているのでカバンに引っ掛けてお出かけにも便利。
まるで昔のiPod時代のように、お気に入りの音楽と一緒に散歩するのもいいですよね。

 

まとめ

  • 有線イヤホンの「面倒」を解決する巻きつけ収納タイプ
  • 調湿・抗菌・消臭機能付きで大切なイヤホンをしっかり保護
  • 内部ポケットで接触キズも防止
  • カジュアルに使える3色展開
  • ケーブルはくるっと巻いてポケットに差すだけの手軽さ!

 

 

「気軽に、でも丁寧に。」そんな気持ちで有線イヤホンと付き合いたいあなたに。

便利なだけではない、イヤホンの湿度管理ができる機能性もあるLEPIC IEM ClipBagはぴったりの相棒になるはずです。

 

 

ポータブルオーディオは世代を超える!eイヤホンで見た音楽の向き合いかた

eイヤホン店舗では世界中の取扱イヤホンが試聴できます

こんにちは!エスです。

 

先月8月、イヤホン専門店「e☆イヤホン 大阪日本橋本店」に行ってきました。
この日はとても暑い日でしたが、移動の大半は電車。実際に暑さを感じたのは恵美須町駅からお店まで歩く道中くらいでした。

 

今回は平日に訪れたこともあり、じっくりと試聴を楽しむことができたことと前から思っていたことがありました。

 

音楽を楽しむのは若者だけじゃない

e☆イヤホンの店内は平日の朝一ということもあって人はまばら。
その分、気になるイヤホンをじっくり試すことができる贅沢な時間です。店内は見渡す限りのイヤホンがずらりと並んでいます。

 

私自身、休日がバラバラで平日に訪れることが多いのですが、いつも感じるのは「若い人だけじゃない」ということ。私より年齢層が高そう?な方々もちらほら見かけます。

 

「年齢を重ねた方はスピーカー派かな?」と思っていましたが、実際にはポータブルオーディオも積極的に楽しんでおられる姿を見ると、とても嬉しくなります。

 

SNSでは若い世代の投稿が多く感じられますが、こうやって目にすると音楽に世代は関係なさそうですね。

 

今回は「買取も購入も」目的!

イヤホンは案外買取価格が高く売って買うを繰り返しています。皆さんはいくつのイヤホンを手元に残して楽しんでいますか?

 

私のイヤホンライフは、基本的に「1本集中型」。
何本も持っていても、結局はお気に入りばかり使ってしまうので、あまり使っていないものは「持っていても勿体無いし売ろう」と思い切って手放すようにしています。

 

今回も手持ちのイヤホンを売却し、新たに気になる機種を購入する目的で来店しました。

e☆イヤホンは世界中のイヤホンを取り扱っています。新品だけではなく中古もあり、自分好みの音・デザインに出会える確率が高いのが魅力ですよね。

 

ちなみに日本橋本店の買取受付は階段を上ってUターンした奥にあります。

 

イヤホンの購入はリベンジ

目当てのイヤホンはMOONDROP

今回狙っていたのは、MOONDROPの「illustrious 光輝」。

 

SNSの公式Xで見た時から1DDでコンパクトな筐体が気になっていて「これなら耳に合うかも?」と思い試聴しました。
実は以前、、、同じMOONDROPの「ILLUMINATION 」や「雪月花」を購入したことがあるのですが、当時の私ではどうしても耳に合わせる技術を持つことができず、泣く泣く売却しました。

だからリベンジ。

 

今回の対策はfinalの「Fusion-G」イヤーピースで装着すること。
現状では私の最適解ともいえる耳が痛くならないイヤピ。これを試してみたところバッチリフィット!
ワイヤレスイヤホンのような浅めの装着感で、耳に圧迫感がなく、長時間でも快適です。

 

そして音も大満足。
1DDらしいまとまりのあるサウンドで、中高音寄りの音作り。まさに「狙った帯域で勝負してる」感じが伝わってきました。


売却との兼ね合いも含め、今回のリベンジは大成功でした。

 

さいごに|音楽は、いつだって“今”楽しめる

e☆イヤホン店内で見たさまざまな年齢層の方々の姿は、「音楽を楽しむのに年齢は関係ない」と再認識させてくれました。
どんな世代でも、好きな機材で、好きな音楽を楽しむ。それが一番の幸せですね。

 

推しの声がもっと好きになる。MOONDROP Harmon-SPで聴くボーカルの心地よさ

TAGO STUDIO×MOONDROP Harmon-SP

こんにちは!エスです。

 

MOONDROPとTAGO STUDIOがコラボした有線イヤホン「Harmon-SP」が登場しました。
パッケージを開封した瞬間、思わず「わっ」と声が出てしまうほど、可愛い木のイヤホンが目に飛び込んできました。

TAGO STUDIOの象徴でもある木材を使用したカエデのフェイスプレートは、天然素材ならではの温もりと存在感があり、「これは自分だけの特別なイヤホンだ」と感じさせてくれるデザインです。

 

そんなHarmon-SPについて、音質や装着感などじっくりご紹介していきます。

 

試聴環境:

ONIX Waltz XM10 LTD

3.5mmアンバランス

AmazonMusic Unlimited

Qobuz

 

 

Harmon-SPの主な特徴

特徴は木材を使ったフェイスプレート

日本のメーカー『TAGO STUDIO』とのコラボレーションによるデザインはその外観にあらわれています。楓(カエデ)材を使ったフェイスプレートは暖かみと響きを連想させ特別感を演出しています。

 

  • 美音のTAGO STUDIOとMOONDROPが融合したコラボモデル
  • フェイスプレートにカエデ材を使用。天然木ならではの温かみと響きを演出
  • ボーカル重視のチューニングで「推しの声」を楽しめる

 

Harmon-SPは3基のダイナミックドライバーと4つのチャンバーから構成されています。3基のダイナミックドライバー(中高域に1基、低域に2基)ならば低音中心では?と想像してしまいます。ですが、やや低域側によってはいますがバランスのとれた音でした。

 

Harmon-SPのパッケージ

外箱

外箱

コラボモデルですが外箱はMOONDROP仕様です。

箱を開けると可愛いイヤホン

コラボモデルの特別感あるケースとイヤホン。イヤホンがとても可愛く思えました。

 

イヤホンとケーブル

カエデ材使用のイヤホンとプラグ交換式のケーブル

イヤホンは凹式2pinです。

非常に軽量なので耳への負担は少なそうです。

 

ケーブルはプラグ交換式になっています。3.5mmと4.4mmが付属されています。

ケーブルはクセがつきにくく取り扱いしやすいです。

 

付属品

付属品

付属品一覧

  • ポーチ
  • ケーブル
  • 4.4mmプラグ
  • イヤーピース
  • マニュアル
  • ポストカード

 

MOONDROP Harmon-SPの購入はイヤホン専門店のeイヤホンがお得!?

 

聴いて見てどう感じたか

推しの声が聴きやすい音質

推しの声が聴きやすいイヤホン

一聴してボーカルに寄り添ったイヤホンだと感じます。
ボーカルにスポットが当たりボーカルを聴きやすくするための楽器配置。ただ、楽器はボーカルに負けないくらい存在感があります。

 

中高域に1基、低域に2基という3DD構成ながらバランスは良好。
楽器それぞれの強調感はあまりなく、低音が主張しすぎない程度にボーカルやメロディを引き立てる絶妙な調整がされています。

 

定位感は良好です。
特に左右の楽器の位置が把握しやすく、音の移動など分かりやすいですね。

 

CHECK!

各音域の印象

高音域:抜け感よりも収まりの良さが際立ち、聴き疲れしない

中音域:アコースティックギターやピアノの旋律が美しく、心に残る

低音域:サブベースは控えめ。中高音を下から支えるような“包み込む低音”

ボーカル:あくまで主役。前面に出ているが、突出感はなく自然な立ち位置

音場感:横方向の定位は良好だが、全体としてはやや狭め。ただ、奥行き感あり

 

響きの良いバランスの取れた音

メリハリを感じさせずに旋律の美しさや落ち着いた雰囲気を残す音の出方です。残響の響きや暖かみを感じられるのは筐体に木を使っているからそう感じさせるのかな。
ボーカル中心ですが声が大きいということはなく、楽器との調和がよく突出しているとは感じられません。帯域は聴感上バランスが良いです。

 

ボーカル周りはスッキリしているのでボーカルが聴き取りやすいです。


低音域は中高音域を包み込むような強さがあります。
力強さというよりも広がりと音楽を盛り上げるのにいい感じといった音。サブベースをブンブン鳴らすような量感はありません。


中音域はギターのメロディがメロウで心地よいです。ボーカルとの親和性がよく、お互いをうまく引き立てられています。エレキギターも良いですが、アコースティックギターとの相性がいいですね。

 

高音域は残響こそありますが大きくは広がらずに収まりがよいです。

 

音場感は広くはなくやや狭く感じます。

奥行きを感じられる音場で、「ボーカルの後ろに楽器がある・高音域の音の収まりが良い」ため余計にそう感じます。

 

ビリー・アイリッシュ/HIT ME HARD AND SOFTを通しで聴くと、ハスキーさの残る歌声が心地よく穏やかに音楽がスタートしました。ランチではエレキギターの盛り上がりのところもまとまりよく一体感を感じ安定した音楽を楽しめます。

また、バックコーラスなどの静けさの中にある声もメインボーカルに溶け込み、奥行きのある定位感は良いと感じました。空間の表現が良いと感じます。

 


ボーカルものはボーカルが主役ですが、楽器の存在感は失われずバランスの良いイヤホンです。アコースティックギターは本当に心地よく、ピアノでは残響感の響きが耳に残りました。
低音マシマシの曲では少し物足りなさを感じるでしょうが、「推しの声が聴きたい!」といった方には非常に好まれそうです。

 

外観の美しさと装着性

独特な形状と軽い筐体

Harmon-SPはまず軽さに驚きます。

木材と樹脂を組み合わせたハウジングは、手に取った瞬間に「軽っ」と声に出てしまうほど軽量。

さらに、TAGO STUDIOの意匠を継承したカエデ材フェイスプレートは、どの角度から見ても美しく、木目が一つとして同じものがないため、世界に一つだけのイヤホンという感覚が所有欲を満たしてくれます。

 

装着感も快適で、軽量ながらしっかりと耳に収まります。
ただし、独特なハウジング形状のため、長時間使用すると耳に当たる部分に痛みを感じる方もいるかもしれません。

 

ケーブルはやや太めですが、布製?のシースによってクセが少なく絡みにくい。タッチノイズも少なめ。気軽に音楽を楽しめる仕様です。

注意点は水濡れには染み込みそうで気をつけたいです。

 

こんな方におすすめ

  • 推しの声を“近くで”感じたい方
  • アコースティック系の音源をよく聴く方
  • 音の刺激よりも温かく心に残る響きを重視したい方
  • 木の温もりを感じられる特別なデザインが好きな方

 

MOONDROP Harmon-SPの購入はイヤホン専門店のeイヤホンがお得!?

 

まとめ:耳にも心にも響く、木のぬくもりイヤホン

MOONDROP × TAGO STUDIO「Harmon-SP」は、音・デザイン・装着感すべてに“温もり”を感じられるイヤホンでした。

特に、天然のカエデ材フェイスプレートは所有する喜びがあり、心まで癒してくれるような音の響きは、まさにTAGO STUDIOらしい「音の工芸品」のよう。

 

低音重視のイヤホンが多い中で、ボーカルとアコースティックを“静かに深く”楽しむイヤホンを求めている方には、間違いなく刺さる一本です。